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<日時>
 2007年7月28日(土) 晴れ

<行先>
 石鎚山(愛媛県)日本百名山

<アクセス>
 車:滋賀→岡山→土小屋(?時間)

<人数>
 単独

<コース>
 土小屋(南東)登山口→(鎖場コース)→山頂(ピストン)※復路は巻き道コース

<前置き>
7/27(金)
 この日は午後から滋賀出張になった。
 クライアントとの打合せを終えたら 時刻は18:30。

 週末のため渋滞する滋賀の道をタクシーの中で、
 琵琶湖方面に夕日が沈み、梅雨が明けの薄紅色に染まる空をボーッとみていた。

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 「東京に帰るか・・・」

 携帯で電車の時間を調べると、新幹線は停電の影響で遅延しているとのこと・・。

 「週末だからなあ、、指定席とれないかもなあ・・。」



 ・・・気が付くと私は、18切符をにぎりしめ、、、姫路行きの電車に乗っていた。
 1時間ほどで京都に到着。
 鳥取砂丘見て 出雲大社にでも行こう。

 携帯で鳥取行きの路線情報を調べたが、鳥取行きの電車は接続が悪かった。

 よし・・・鳥取は諦めて九州に行こう。

 私は更に西へと向かう電車に、、、後先考えずに飛び乗った。
 どんどん東京から離れる決断をスパスパ下す自分に呆れるもう1人の自分。
 実は、九州には 前から行きたいところがあった。
 宮崎の高千穂峡である。

 携帯で調べると 「ムーンライト九州」に乗れば、明日の朝までには博多までいけるらしい。
 さっそくマイミクよしさんにメールをし、博多ラーメンのおすすめ店を教えていただいたり・・・
 グルメの予習も済ます。

 私の中で、高千穂やら阿蘇をレンタカーでまわり、、夜は博多で ラーメンを食べ歩く
 行程が完成していた。

 3時間後、私は姫路駅にいた。
 すっかり時刻は深夜0時。
 滋賀を出て、大阪を越え、神戸を越え、、姫路まできてしまったのだ。

 みどりの窓口にかけこみ、更に博多行きの深夜特急の切符を手配する。

 私「博多行きの指定席とりたいんですけど・・」
 JR「あー、夏休みシーズンのため、博多までは席が全部うまってますねえ・・」
 私「・・・・・・・え?」


 ごいーーーーん。



 博多ラーメンと高千穂峡が消えた瞬間だった。


 もう東京に戻る術はないし、大阪に行く 列車もない。
 遠くに浮かぶ姫路城を見ながら、意外とガラの悪い若者が多い姫路駅前で打ちひしがれてしまった。

 なんか手はないか・・・・。
 さっきの 窓口の対応が気になる。

 「博多までは席がうまっている」と言っていた。

 私は走って窓口に戻った。

 私「じゃー、岡山まで座席あいてません?」

 進めるところまで進んでみよう・・・。半ばやけくそだった。

 1時間後、私は岡山駅にいた。
 時刻は深夜1時をまわっている。

 岡山駅前は、浮浪者と、若者がうごめいていた。
 駅前の電話BOXにかけこみ、電話帳をめくる。
 24時間対応のレンタカー屋を探すためだ。



 不眠のまま・・・足摺岬か四万十川に行きたいと 車で四国を東へ西へ迷走する・・・。
 そうするうちに夜が開けた。


 そして・・・・・・・・。
 不眠の私は眠い目をこすり、香川の田舎にある讃岐うどんの名店にいた。
 力尽き、駐車場で1時間仮眠する。。。

7/28(土)
9:00 やまうちうどん
 その店は『やまうち』という有名店だった。

 朝9:00だというのに、辺鄙な田舎だというのに、、、やまうちうどんは 人で賑わっていた。
 前にテレビでみたのと、同じ佇まいの建物で同じ人が麺をこねていて、感激する。
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 はじめての四国。
 はじめての香川。
 そこで、はじめての本場の讃岐うどんを有名店で食べる。
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 まずいわけがない。

 麺のエッジがたっていて、口触りがいい。
 「これがうどんだ」との主張しながら、うどんが喉から胃袋へ滑り落ちていった。

 ・・・とはいえ、決して「うどん以上」ではない。
 「一杯100円~200円程度で このレベルのうどんが食べれる」
 この常食感がやはり讃岐うどんの魅力なのだろうと確信する。

 またいつか訪れてみたい。



<内容>
 考えてみれば、私は昨日から無計画だった。西日本に負けっぱなしだった。

 鳥取にもいけず、九州にもいけず、西へ西へとガンダーラ。
 ようやく四国でうどんを食べて1勝したわけだが、費やした体力と時間と交通費を考えれば、
 決して前向きにはなれない状況だった。

 情けない。

 うどん屋を出た後に、私は猛烈に四国に勝ちたくなった。

 よし・・・山に登ろう。

 西日本の最高峰とも言われる修験者の山、石鎚山へ登ってやろう。
 石鎚山は、以前 NHKの番組で紹介されているのを見たことがある。
 山頂は片側がすっぱりとキレ落ちた崖になっており、垂直の長い鎖場があるという険しい修験者の山。
 印象に深く残っていた。


 スーツ姿の私は、市街地へ車を戻す。

 さすがにスーツと革靴で登るほどに山を舐めてはいない。

 コンビニで山の地図とTシャツと短パンを購入し、
 靴屋を探して安いスニーカーを購入する。
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 =========
 
 石鎚山の登山口へは、うどん屋から3時間。
 香川をでて 高知に入り、土小屋という山小屋がある登山口へ車を走らせる。

 途中、四国一長いトンネル、寒風山トンネル(全国八位)を通り抜け、
 車一台がやっととおれる ダム沿いの峠道を走り、、目的地の登山口へ向かった。

 ここでハプニング。

 到着手前10kmという山の中で、ガソリンランプが点灯した。
 こんなとこでガス欠したら しゃれにならない・・・・・・・。
 引き返すだけのガソリンはないのだ。
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 やばい・・・・。

 表面張力のような感覚で、登り坂をおそるおそる登り、なんとか登山口に到着した。
 なんとかまだもっているが、帰り道が大心配。
 帰りは愛媛に下りるが、地図をみると長い峠道なんだよこれ。

 ガソリンのことは気がかりだが、考えても仕方がない。
 山に集中するよう切り替えた。


13:00 登山口開始
 石鎚山。 小説「永遠の仔」の冒頭の舞台となった山でもある。
 遠くへ来たもんだな。

 初めての山にもかかわらず、13:00の出発は山登りするには かなり遅い時間帯で、多少問題行動である。
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 しかしこの山は100名山でコースタイムが短いこともあり、私と同じ時間にスタートする人達も多くいた。

 500mlのペットボトルの飲料水を手に持ち、私は石鎚山へ入った。
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 先にコースが短いと書いたが、標準行程ではこの山は往復3時間半のコースタイムである。
 体力的には難しい山ではない。

 問題は鎖場である。

 この山には試しの鎖、第一の鎖、第二の鎖、第三の鎖と、4つの鎖場があるのだが、
 最初の試しと、第一は小手調べ。 後半の第二、第三が 急で怖いと言われている。
 ちなみに 私が通る土小屋コースでは試しと第一の鎖は通らないそうだ。
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 よって、少し登ったところで いきなり難所といわれる第二の鎖と対峙することになった。

 「なに、この角度。。。 上がみえないよ。」
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 急角度の長い鎖場が目の前に現れた。
 ほとんどの登山客は迂回路を廻っていた。
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 私は迷わず鎖場へ。
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 急とはいえ、三点支持で登れば問題はない。
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 ザックもない身軽さゆえ、バランスもとりやすく、ガシガシと登っていけた。
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 難所を抜けると空が少し近づくのが嬉しい。
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 クリアして程なく、第三の鎖場が現れた。
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 第三の鎖は、、、目を疑うほどの、急角度だった。
 角度が90度に近く、鎖場というより、梯子を登るのに近かった。
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 大半の人が 迂回路を選択していた。
 勇気ある挑戦者はヘルメットをかぶりザイルをつけていた。

 しばらく迷ったが、迂回を選んだら 後悔しそうだ。
 ペットボトルをポケットに入れて、天国へつづく梯子のような鎖に私はしがみついた。

 つま先が厚い登山靴でなく、スニーカーであったことが、ここで功をそうした。
 小さい岩の隙間、鎖の穴に つま先をねじ込むことができ、つま先のホールド感を感じて登ることができた。
 登山靴だったら 苦労しただろうなあ・・。
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 鎖場雰囲気の参考サイトを勝手にご紹介 「錆鉄人の感動人生」


14:40 山頂の神社 到着
 長い鎖に握力が奪われた頃に、頂上付近の神社についた。
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 ここは四国八十八箇所巡礼の札所である。
 そういえば、ドライブの途中にお遍路さん姿の人と擦れ違った。
 四国の山にいるのだなあ・・・と実感する光景である。
 

 頂上付近は片側がキレ落ちた岩場になっており、さらに、登山者の行く手を拒んでいた。
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 頂上の岩場に登らず「登ったこと」にしているようで、皆 岩場の手前で座り込んでいた。
 勿論チャレンジしなければなるまい。頂上へと向かう。
 頂上手前は見た目より、足場が悪く、強い風がぴゅーぴゅーふきっさらしていた。

 写真右にしゃがんで動けない女性が写っているが、、心もとない足場と強風と高度感に、
 心をくじかれたのだろう。

 泣きそうな声を出していた。
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 振り返ってみる写真。
 足場の悪さが 少しは伝わるだろうか。
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15:00 山頂着
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 周囲の山々が見渡せて、とても清々しい山頂だ。
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 山頂は足場が狭く、混み合っていたので、ピーク写真も撮らずに、私は下山した。


16:00 登山口 到着
 帰りは鎖場ではなく迂回路を通って下山。
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 軽荷なだけあって、3時間で下山した。
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===========


 下山してからは、ガソリンのことを思い出して心配になった。
 ガソリンスタンドまで38kmの道のり。。。。ランプが点灯したままで辿りつけるのだろうか。
 大心配だったが、下り坂が幸いし、、、、なんとかスタンド(スタンドもやっててよかった・・・)まで
 たどり着くことができ、帰途につくことができた。

 その後、愛媛から本州までかかるしまなみ海道を渡り、広島の尾道へ渡った。
 橋から夕日で赤くそまった瀬戸内海の景色がみえ、見たことのない景色だと感動した。
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 四国には日本の原風景が至る所にあるのだな。


====
 尾道へ渡り、私は尾道ラーメンを食べようと思っていたが、生憎 この日は尾道の花火大会のようだ。
 渋滞する車の中から 瀬戸内海にあがる 花火を眺めみながら、帰途についた。
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