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<日時>
 2016年2月27日(土) 晴れ後曇り 山頂 -7℃

<行先>
 八ヶ岳(赤岳)

<アクセス>
 車:東京→美濃戸口(3時間)

<アプローチ>
 美濃戸→美濃戸(1時間)

<人数>
 2人(w/Tさん)

<コース>
 美濃戸口~美濃戸~[南沢コース]~行者小屋~地蔵ノ頭~赤岳頂上~行者小屋~美濃戸

<内容>
 久しぶりの山行が雪山。
 しかも2人パーティで、行き先が赤岳となることに、躊躇はあった。

 相棒は去年会津駒に登って以来(2015年4月 会津駒ケ岳でヒップソリ)の、取引先のヤマノボラーの方 Tさん。
 Tさんは山経験は豊富も、聞くと雪山経験がほとんどない方である。

 当然、初級レベルの天狗岳から行きましょう・・・のつもりだったが、、会話しているうちに盛り上がってしまって。
 連れてきちゃいけないステージと知りつつ、、連れていっちゃいました。
 しかも、自身はブランクありで体力も不安な始末。

 不安と期待がないまぜ。

 4:30頃 美濃戸口到着。
 あー。。来ちゃった。
 いやー。。。私自身も疼きが止められなかった。


5:00 美濃戸口 出発
 深夜に自宅で合流し、乗合いで登山口へ。

 この週末は赤岳鉱泉でアイスキャンディーカップが開催される予定か、まだ薄暗い時間にもかかわらず多くの車が
 駐車していた。

 早々に準備を済ませて出発。
 ってか、しばらく見ぬ間におしゃれになったね美濃戸口。
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 いつもはヒトリで暇い美濃戸山荘までの林道も、2人だと会話で時間が紛れ、、あっという間に美濃戸山荘へ。
 月夜が明るく、ヘッドライトを消しても歩ける明るさだった。

5:50 美濃戸山荘 通過
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 ヤマレコ事前予習では凍結注意、チェーンスパイク推奨の林道も、ツボ足でなんとか歩けた。
 ので、行けるところまではツボ足でいきまっしょいと、、南沢コースに突入。

 ほとんど凍結しているものの、連日アイゼンで砕かれた氷の粉が凍結してシャクシャクと滑り止めの役目をしてくれて、
 ツボ足で十分に歩けた。(結局行者小屋までツボ足で歩けちゃった)
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 噂通り沢が凍結していて、写真には映らない(私の技術のせいですが) 美しさがあった。
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 凍結した沢の上を歩く非日常が、登山ブランクのある私には新鮮で、、気持ちが昂ぶった。
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 Tさんも・・・昂ぶっていたに違いなし。

 2時間ほど歩くと行者手前の広い沢筋に出る。
 目の前に横岳、大同心が現れた。

 モルゲンロートの時間になり、周囲の山が輝き出すのに比例するように2人の歩行スピードが早まった。
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8:15 行者小屋到着
 ほぼ想定通りの時間に行者小屋に到着。
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 白銀に輝く阿弥陀岳が美しい。
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 -来てよかった-

 ここに来ると、季節を問わず、そう思える。

 さて・・ここからが本番。
 地蔵からの山頂アタック。

 アイゼンを装着。
 さりげなくTさんのアイゼン装着具合も点検。

 連日-14~18℃と低温が続いていたが、この日は-5℃と高めの行者小屋。
 極寒を覚悟していたので、少し拍子抜けたがそれでも寒い。
 テルモスに入れてきた豆乳ココアで身体を温め、インナーを着込んで、いざ出発。


9:00 行者小屋 発
 森林限界まで 林道をわしわし登る。
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 どうでもいいけど・・・・ケツデカイなっ、俺 (-_-;)

 この日の地蔵尾根は、 トレースがしっかりしていて、雪質もよく、、とても歩きやすかった。
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 Tさんにも声を掛けながら歩く。
 アイゼンの歩き方、ピッケルの使い方。。
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 ちょっと小うるさいかもしれないけど、心配になるので、声を掛けずにいられない。
 阿弥陀をバックに。
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 「ヨーホッー!!」テンションがあがって意味不明の高い奇声を上げてしまう。
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 核心部 ナイフリッジ。
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 いざ・・稜線へ。
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10:00 地蔵の頭 到着
 お地蔵さんに手を合わせ・・。赤岳への稜線を見据える。
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 南方に横岳、硫黄岳。
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 北東の阿弥陀岳。
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 風は強いが、耐風姿勢を取るほど強い・・・というほどでもなく、寒さも・・この時期の稜線にしては厳しすぎない。
 Tさんの計測によると-7℃であった。

 「イヤッホウ!!」 奇声の頻度が増える。

 振り返れば横岳、硫黄。
 高度を上げると蓼科や天狗も望むことができた。
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 横岳への縦走者も結構多かった。

10:20 天望荘着
 大好きな角度。
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 久しぶりの高所なためか、息苦しさを感じた。

 苦しいけども、やはりたまらなく楽しい。 山登りっていい趣味だなって、、しみじみ思った。
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 Tさんのテンションもご覧の通り、楽しんでいる様子だった。
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 仕事をしている時のキャラと全く違う・・・。
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 雪山3回目・・・で、この景色を味わうとは、、贅沢な。

 仕事もボチボチと宜しくお願いしたいが、、、また一緒に山に登りたいと思った。
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 さて・・・山頂が間近に迫る。
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 私  「Tさん、先にどうぞ。」
 Tさん 「いえいえ、ぽっかさんこそ 先にどうぞ。」
 私  「じゃあ、私行きます・・。」

  ま・・・・・、どうでもいいですね。このやり取り。


 11:06 赤岳山頂到着
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 北方に、編笠、権現。
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 晴天に恵まれたこの日、1つだけ残念だったことは、、、、。
 「富士山が見えなかった事」

 こんなに空は青く、雲も見当たらないのに、、、黄色い霞がかかって 富士山も南アルプスも望めなかった。

 阿弥陀への稜線。いつか挑戦したいものだ。
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11:30 下山開始
 さて・・・予定通り。 下山。
 山頂直下は先週も死者が出ている、リスクのあるルート。

 地蔵の下山が易しいわけではないが、文三郎経由ではなく、地蔵尾根をピストンで降りる事になった。
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 地蔵の頭まで高度を下げ・・・
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 この後、地蔵の核心部を下山する。

 ナイフリッジの下山は、思った以上に苦戦した。


 フラットフッティングの下山は、経験の少ないTさんの歩き方ではリスキーだと判断した。
 格好悪くても安全に後ろ向きでキックステップで降りさせようと試みた。

 ・・・・・・が、Tさんのステップが かなり甘く、足元がヤバイ。
 「足はまっすぐ後ろに・・・」
 「違います! つま先で蹴りこんでください!」
 「違います! もっとまっすぐに!! 危ない、それだと落ちます!」

 (´ε`;)ウーン… ヤヴァイカモ

 軽率に初心者Tさんを 本人の希望とはいえ、いきなり赤岳に連れてきちゃった事を反省。
 私は私。。 
 TさんはTさんだ。。
 などという甘さがどこかにあったんだ。

 麓で技術を確認して、対処してから登る責任が私にはあった。

 ・天望荘の営業は先週まで。下山は必須。
 ・天気もどんどん崩れていく・・。
 ・文三郎下山に変更するか?いや、、フロントステップできないと、赤岳直下が致命的。
 ・リスク大きめだけど、、前向きに歩いてもらうか? 

 一旦 深呼吸。。。。。。


 脳内リセットボタンかちゃっ(←ファミコンです)
 切り替えた。


 まずは Tさんを 一旦、ナイフリッジの上に登らせて、後続者を通す。
 プレッシャーも事故の元。

 まだ12時台。全く焦る必要はない時間帯である。
 「ここに1時間かけてもいいんで、ゆっくり行きましょう!」

 Tさんの下につき、一歩一歩、足の下ろす位置と向き、前爪の蹴りこむ強さ、ピッケルの振り方を教えながら降りた。
 Tさんも 徐々に前爪のグリップ感覚や姿勢を体で覚えたようだった。
 ともかくも、、、時間はかかったものの 核心部を クリアした。


 林道に入った時は、本当に安堵した。

 結果的には、仮に前向きで いい加減な歩き方でも、アイゼンの力で無事に降りれたかもしれない。
 実際、Tさんより危なっかしい歩き方の人も何人か遭遇した。


 でも10%でも、1%でも、、、安全な歩き方をする事が やっぱり大事だし、
 私が一緒に歩く理由の一つだと思った。


 教えるというには基礎の基礎だけど。。
 キックステップが、身についたものと思う。


 さて。

 林道に入りシリセードで降りる。 
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 シリセードしながらもピッケルの制動感覚も体験してもらう。

13:00 行者小屋着
 ここで2人に笑顔が戻った。
 安堵の笑顔だった。

 ここでアイゼンを脱ぐ判断。

 今に思えばこれは間違っていたな・・・・。
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 Tさんも先の地蔵尾根の件があるので、
 「ツボ足での歩行練習にもなるので アイゼンなしで行きましょう」
 と妙に頑固な態度。

 そんなわけで、南沢コースでは、5回ぐらいも滑って転んで・・・。
 転ぶ様を見られる度に道行く登山者から、「アイゼン履かないと危ないですよ」と初心者のような注意を受ける始末で。

 それでも意地でもアイゼンを履かないで下山した。
 男の意地である。

 結局、私に限っていえば この下山道が一番、身も心も堪えた。


14:50 美濃戸着

15:30 美濃戸口着

===================

 下山後は、私の希望で大好き 韮崎旭温泉へ。


 私の自宅に着いたのは20時頃になってしまったが、 別れ際に9ヶ月になる娘も 抱っこしてもらった。
 色々あって申し訳なかったけど、Tさんとは、またいつか山に行きたいなあ・・と思った。
 

 Tさんのレポは勝手に発見。こちら。
   ※業務中に、こっそり「リンク貼らせていただきました」とTさんに言われドキッとしました・・。w
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「ここに1時間かけてもいい」、Tさんにはどんなに心強い言葉だったかと推測します。ぽっかさんは立派な岳人です。
お久しぶりです。久々の山、しかも冬山で大当たりでしたね。お二人ともホントに楽しそうで、喜びが画像から伝わってきます。
この日は私も近郊の低山を散歩していましたが良い一日でした。ただ低山は花粉が(涙)
気長に更新をお待ちしています。当面はご家庭優先で!
【2016/05/07 11:26】 URL | ねも #tnzvu2vM[ 編集]
ねもさん>
すっかりコメント放置してしまい、、すみません。

家庭事情もあり、また転職という人生の岐路もあり、山から遠ざかっています。
といいつつも、時々低山には登っております。

仕事でもプライベートでも、先々で山登りが関係していたりで、
出会い・巡り合せの妙を感じています。
【2016/10/13 13:18】 URL | ぽっか #A4QPaknM[ 編集]














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