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<日時>
 2008年11月30日(日) 雪(下界は晴れ)

<行先>
 木曽駒ヶ岳(長野) 日本百名山

<アプローチ>
 車:東京→(高速)→駒ヶ根IC 3時間

<人数>
 単独

<コース>
 駒ヶ根ロープウェイ山頂駅→50分→乗越浄土→20分→中岳→40分→駒ヶ岳(ピストン)
  総コースタイム 3時間 ※昭文社 山と高原地図参照

<内容>
 朝起きたら昨日の雨もやみ青空がひろがっていた。
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 駐車場から木曽駒を見上げると山は雲で覆われていた。
 ふぶいているかもしれないな・・・。でも今日の長野県の天気予報は晴れ。
 昼ごろには雲がとれるだろうとたかをくくった。

 駒ヶ根ロープウェイ乗り場まではマイカー規制がしかれバス移動になる。
 菅ノ平バスセンターでバスに乗る。バスはチェーンを履いていた。

 30分ほどバスに揺られてロープウェイ山麓駅へ。
 さらにロープウェイで10分、山頂駅へ。バスとロープウェイ往復で約4000円程度
 とられるが、かなり距離と高度を稼ぐので断然便利であるには違いない。
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9:10 山頂駅到着
 山頂は一面雪景色だった。気温は-6℃、積雪60cm。
 ガスっていて下界はおろか千畳敷カールも見えない。
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 登山者は私の他に男性4人。内2人は親子(ペア)で 残る2人は単独。
 皆、天気の回復しないかと様子見。1人はなんと宝剣山に南稜から登るという。
 

9:40 出発
 トレースは、、、一切なし。
 まさか今年初めての雪山がラッセルから始まるとは思わなかった・・・。
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 ガスっていて視界も悪く、しかも初めての山。
 地形は予習していたとはいえ、目の前にあるはずの八丁坂も見えないほどで
 方位磁石をみてコースを修正しながら歩いた。
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 ラッセルはヒザまで。深いところではふとももまで埋まった。
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 まだ雪に湿り気なく、雪崩の恐れも少ないが・・・慎重に八丁坂にとりつく。
 下部はあいかわらずラッセル。

 八丁坂の上部は急傾斜になっていて、強風で雪も硬くなっている。
 慎重に、アイゼンの前爪をキックし、ピッケルをうちこみながら登っていく。
 後方を振り返ると私のトレースを3人が追ってくるのがみえた。
 私のトレース・・・素人トレースですみません。
 無駄にクネクネ曲がりますけど すみません。
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 八丁坂より上の写真は、、ほとんどない。
 なぜなら、どこを撮っても白しか写らないし・・カメラを出す度に雪が付着して愛機(PENTAX K10D)が可愛そうだから。

 「まだ晴れないかなあ・・・」と何度も時計をみて天候回復を期待するが、 一向に回復する様子はなかった。

 そして歩き始めて1時間、ついに稜線、乗越浄土へはいあがる。
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11:10 乗越浄土
 稜線は更に風が強くなって、気温が更に下がるのを感じた。ガスも濃くなり
 視界はさらに悪い。フェースガードを装着する。
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 ここから山頂までは約1時間かかるだろう。
 核心である八丁坂はクリアしたので、ルートさえわかればそんなに 難しい道ではないのだけど・・・しかし吹雪は
 そんな軽い考えを 打ち消すほど私を不安にさせた。

 宝剣山荘を過ぎると風が一層強くなっていた。少しでも隙間があると冷気がふきつける。首の左側が冷たい・・・というか痛い。
 スキー用の手袋をしていたがそれでも指先が冷たい。厳冬期の蔵王スキー場山頂を思い出す。
 約-10℃ぐらいではないかな・・・。 ちょっと装備を舐めていたかも・・。

 この先に進んだとしても このコンディションではかなりの時間を要するだろうことが想像できた。
 ロープウェイの下り最終時間は15時(あとで確認したら16時だった勘違い)。
 この先 ガスが濃くなって停滞したら最終に間に合わない可能性もある。
 「どうしよう・・・。」
 心が萎えると不安も増してくる。不安が増すとさらに心が萎える。 
 それでも標識に身を隠し、20分ほど天候回復を期待して凌ぐ。

 時刻が12:00をまわった。風は弱まるどころか いくぶんか強くなっているようにさえ感じた。
 全身が粉ふき芋のように白く凍っていく。さらに萎える心。

 「・・。よし、下山しよう!」 
 

 山荘のところまで戻ると八丁坂で下方に見えた登山者の1人とすれ違う。
 年齢は私と同じかちょっと若いぐらいか。
 やはり昼には晴れると思っていたらしく、 互いに天気を呪った。 
 彼は頂上までアタックするという。

 互いに激励し別れる。 

 八丁坂まで戻ると風の追手からようやく逃れられた。
  バタッ!!!
 急ぎ足で坂に逃げ込んだら 坂の上部で足を絡めていきなり頭からこける。
 危ねえ・・・・いきなり落っこちてしまうとこだった。
 自分の おっちょこちょいぶりを笑う。
 
 八丁坂は上部の急坂部分が やはり下山でも気を使わなければいけない。
 慎重すぎるかもしれないが、谷を背にしてアイゼンの前爪をキックしながら
 降りる。
 
 半分ぐらい降りたところで、先ほどすれ違った彼が引き返してくるのがみえた。
 どうやら彼も登頂を諦めた様子。 ちょっと話したいと思い、カール下で待つことに。
 合流して話を聞くと、彼も私が下山を決心した地点で気持ちが萎えたらしい。
 うん。あれは仕方がないって。
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13:00 ロープウェイ山頂駅着
 彼は名古屋から登りに来たらしい。アイゼンをはずしながらちょっと山談義をした。
 学生時代は東京に住んでいたそうで、雲取山の思い出などを語ってくれた。
 私は秋に越百山から空木岳を縦走したときのコースを紹介。
 またどこかの山で会うだろうか。・・・・mixiのニックネームぐらい聞いておくんだったな。

 ロープウェイが山麓駅に走ると、みるみる雲を抜けて青空が広がっていった。
 やはり悪天は山の上部だけで下界はやはり晴れていたのだ。
 遠く南アルプスの山塊が見える。
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 バスに乗リ継ぎ、駐車場へ戻る。 途中でカモシカに遭遇した。
 バスの運転手さんは気をきかせて わざわざ車を止めてシャッター チャンスを作ってくれた。
 この運転手さんは今日でこの路線の担当は最後になるそうで、非常に丁寧に仕事をしていた。
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====
 下山後は、やはりソースカツ丼でしょ。・・・ってことで、事前調査していた
 『茶そばいな垣』という 蕎麦屋なのにソースカツ丼が評判の店へ行った。
 うまかった。ソースカツ丼ってはじめて食べたけど、味噌カツみたいな味。
 甘いソース。矢場トンの味をふと思い出した。
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====
 ソースカツ丼を食した後は温泉を求めて諏訪の街へ。道中、夕暮れの八ヶ岳が美しい。
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 温泉は諏訪の上諏訪温泉衣温泉という共同湯を選んだ。
 諏訪の共同風呂はほとんど部外者を受け付けないのだが、ここは部外者でも
 入湯させてくれるという。風呂は共同湯らしく、決して清潔とはいえないものの
 味のあるよい風呂だった。源泉かけ流しの湯を貸切で楽しめる。
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 上諏訪温泉衣温泉
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====
 湯を出たら夕暮れの諏訪の街。
 澄んだ夕暮れの東南の空に 月と木星と金星が見えた。
 月は三日月で恐ろしく美しい。 きれいだなあ・・としばらく見上げていた。

 帰り道に車中でラジオをつけると、丁度、ラジオのDJが星の話題をしていた。

 なんでも 月と木星と金星が同時に見える天体現象は非常に稀なのだという。
 11/30(日)は夕暮れ時の束の間だけ。本番は 12/1(月)に見えるのだそうだ。
 ラジオから平原綾香の"ジュピター"が流れる。


 なんなんだこの単独登山は・・・・。
 ・・・できすぎてる。
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