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<大雪山・トムラウシ・十勝岳 縦走 1日目:大雪山★★★>から続く


2日目:白雲岳キャンプ指定地→高根ヶ原→忠別岳→五色岳→ヒサゴ沼キャンプ場[CT 7h50min/実績 8.5h]
8/1(金) 曇りのち晴れ

今回縦走した大雪山国立公園は北海道道央に位置する日本最大の国立公園。
神奈川県がすっぽり入る大きさの山岳公園だ。


2日目はその本懐とも言えるトムラウシへと続く主稜線を歩く。
高山植物が咲乱れる中、アップダウンの少ない平坦な尾根道をトレッキングできる、
日本屈指の夏山歩きの名ルートである。


8:00 白雲岳キャンプ指定地 出発

 4時に目が覚めたがまだ風は強かったので、出発を遅らせた。
 山歩きには少し遅めの8時スタートとなった。

 長期縦走だからこその贅沢な使い方である。

 ご近所さんのテントも 同じく8時頃の行動開始であった。


 天気予報が変わって、今日は曇りから晴れに好転したはずだが、、生憎の曇り空だった。
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 出発してまもなく、雪解け水が流れる清らかな沢があった。沢沿いにチングルマが群生していた。
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 左手(東の方角)に緑岳をみながら、高根ヶ原の なだらかな稜線を行く。 
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8:46 高根ヶ原分岐
 ヒグマが出没するため通行禁止になっているが、近くに雪壁温泉という野湯もある。
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 温泉が湧く空沼を高みから見下ろす。
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 稜線は台地状になっている高根ヶ原を通っている。
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 コマクサがいたるところに群生していた。
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 イワブクロ
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 重荷で楽ではないが、平坦で歩きやすい道だった。
 2日目に相応しい? 苦楽のバランス。
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 願わくば青空も見えて欲しいけれど・・・。
 振り返り、歩いてきた景色。
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 エゾオヤマノリンドウ。朝方だけ こうして花弁を開く。
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 晴れたらトムラウシや石狩の山が見えるのだろうに。
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 忠別沼が見えてきた。
 絵になる沼だ。
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11:04 忠別沼 通過

 天気は晴れたり曇ったり。

 晴れる時間が長くなってきた。

 エゾウサギギク。
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 忠別沼にも沢山の花が咲き乱れていた。
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 今回はあまり見かけなかった ハクサンイチゲ。 まあ、7月の花だものな。
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 とにかく、あちこちに花が群生して咲いていた。
 チングルマ。
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 エゾカンゾウ(ニッコウキスゲと同種)。
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 ワタスゲ。
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 エゾサンショウウオ。
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12:09 忠別岳山頂 通過
 これが本日の行程の中間地点。

 このスピードなら 予定より先、トムラウシを超えた先にある南沼キャンプ場までも行けるかも?
 とも考えたが、、。

 曇天景色の中でトムラウシのピークに登りたくない。

 やっぱりまったりで行こう。
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 この日も昨日と同様、ほとんど人に会うこともなかった。
 大自然の中に ひとり。

 大地の一部に溶けていくような、逆に自らの生を色濃く感じるような、単独登山ならではの感覚。

 肩に背負う荷物の重さは辛いが、経験したものにしか得難い癒しのような悟りのような時間と感覚を
 こんな 山歩きの時には味わえる。 



 忠別岳を20分ほど進むと 眼下に忠別岳避難小屋が見えてきた。
 無人小屋である。
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 ちなみに、今回の銃走路は昨夜利用したキャンプ場にある白雲避難小屋以外の小屋は全て無人の小屋だ。
 トイレの紙も持ち帰りが基本。 場所によってはトイレすらなく、携帯トイレ用のブースのみとっている。

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 忠別岳避難小屋の分岐を越えると、五色岳への急坂になる。
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13:48 五色岳山頂 到着
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 ここでトムラウシのピークがようやく見えた。

 この日 同じルートを歩いてきた方々と合流する。
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 振り返ると1時間ほど前に通った忠別岳。
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 五色岳から先は木道になる。 なだらかに木道を下ると 視界が開け、トムラウシの山容が姿を現す。
 ここはトムラウシのベストビューポイントの1つなのだそうだ。
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 ここで急に疲れを感じてしまって。
 太陽で暖められた木道に座り込んだら、、うとうと。。
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 静かでぽかぽか、鳥のさえずりを聴きながら・・・


 30分ほど昼寝をしてしまった。


 もちろん 誰も通らない。



 気持ち良かった~。


 時刻は15:34。 さすがに先に進まねば・・。

 木道を少し行く化雲岳の分岐付近に、エゾカンゾウ と チングルマの花畑が広がっていた。
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 この辺は、「神遊びの庭」と呼ばれているそうだ。

 なるほど、それほど大袈裟な名前には聞こえないだけのロケーションではあるな。

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 ヒサゴ沼への分岐を曲がって主ルートからはずれる。
 今日の宿泊地、ヒサゴ沼キャンプ場へ。
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 雪渓の脇の道を歩く。
 銃走で最も大事な事は水の確保である。
 雪渓は水源の標とも言える。
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 さらに進むと。


 おっ。
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 「すげーー!美しい!」

  ヒサゴ沼がこんなに美しい沼だとは思わなんだ。。
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 エゾコザクラもよりいっそう鮮やかに感じる。
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 ここにも珍しい キバナシャクナゲが咲いていた。
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 さらに先に進むと、ゴールのキャンプ場が見えてくる。
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 えっ、ここに泊まれるの? 
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16:37 ヒサゴ沼キャンプ到着
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 素晴らしい。

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 テントスペースも十分にある。 (手前が私のテント)
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 幸せだ。。



 この日の夕食はカレーとラーメン。
 日中は行動食ばかりなので、夕食にがっつり食べるようにしている。


 食事をしていると 北海道県警の山岳パトロール隊がやってきた。揃いの山服がエキスパートっぽく格好よかった。
 挨拶と翌日以降の行程を確認された。
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 5年前に9名が亡くなったトムラウシの遭難事故
 遭難の悲劇はヒサゴ沼の避難小屋から始まっている。

 このパトロールは安全対策のひとつなのだろう。


 夜。

 日が沈む直前まで ウグイスの鳴き声が聞こえ、やがて太陽が完全に沈むと 山は真っ暗闇になる。


 静寂が訪れる。


 今日は静かな夜だ。




 ふいに、「きゅーっ」 「きゅーっ」 とナキウサギの鳴き声が 響く。

 ここはナキウサギの生息地なのだ。
 初めて聞いた。 感動したなあ。


 録音しようと思ってスマホを構えると、、なかなか泣いてくれない。


 そのうち、、スマホを握ったまま、、夢の中。
 夢うつつで、「きゅーーっ」「きゅーーっ」と、、ナキウサギの鳴き声が聞こえた。


 深夜1時に目を覚ます。
 相変わらず今日は風も吹かずに静かな夜。

 外は満天の星空だった。
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翌日は最高の絶景と、最低の試練が待っていた。


<大雪山・トムラウシ・十勝岳 縦走 3日目:絶景トムラウシと試練の十勝岳十走路★★★>へと続く
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ぽっかさんのおとなしすぎた1年間を振り払うような大縦走ですね。この週末は、たしかお天気も徐々に回復でしたね?
色とりどりの高山植物や縦走路の景色が素晴らしい。私もまた歩いてみたくなりました。
生涯の山旅ベストは?と問われたら、私はトムラウシを挙げます。500人以上が亡くなった日航機墜落事故のニュースを私はヒサゴ沼避難小屋のテント場で聞きました。
まだ若かったのですね、ぽっかさんと同じように20kg近いザックを担いで、よく歩いたものです。昔話ですみません。
私はトムラウシから先は未踏です。続編も待ち遠しい。楽しみにしています。
【2014/08/20 16:05】 URL | ねも #tnzvu2vM[ 編集]
>ねもさん
コメントありがとうございます。
「おとなしすぎた」のコメントを仕事の休憩中に見て、笑ってしまいました。
そんな、私はもとからおとなしいですよ!(笑)
家庭や仕事と趣味のバランスを取っている次第です。

私はねもさんの足跡をたどっているのでしょうか、いやねもさんの経験値の足下にもおよばないですが。
でも私もトムラウシがベストであり、今後も揺るがないであろう確信があります。
それほどに 私の感性に合う山でした。(単に深山がすきなだけとも言いそうですが)
【2014/08/20 16:18】 URL | ぽっか #fa7VEvUA[ 編集]














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