admin admin Title List
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

140706_999.jpg
<日時>
 2014年7月6日(日) 晴れ のち 曇り

<行先>
 平ヶ岳 (新潟県・群馬県)日本百名山・中央分水嶺

<アクセス>
 車:東京のIC→[関越自動車道]→小池IC→→[奥只見シルバーライン・樹海ライン]→鷹ノ巣登山口
   (高速 3時間 + 下道 1.5時間 = 約4.5時間)

<人数>
 単独

<コース>
 鷹ノ巣登山口→姫ノ池→平ヶ岳頂上→玉子石→姫ノ池→鷹ノ巣登山口
  (コースタイム 13h 休憩時間含まず / 実績11h 休憩時間含む 但し 大休止ナシ)

<内容>
 日帰りで平ヶ岳に登ってきた。

 新潟と群馬の県境、険しい越後三山と尾瀬の中間に位置する日本百名山である。
 山頂部に高層湿原を抱き、尾瀬エリア特有の自然を抱いた山である。

 山登りをしている人と平ヶ岳の話題がでると、大抵はネガティブな話になる。

   「コースが長い」
   「トイレがないから、あちこちウンコだらけ」
   「水場は虫が湧いていて飲めない」
   「膝まで泥にはまっる箇所がある」
   「登山口が遠い。夜明け前の4時頃には出発しないと。。」

 等々。

 噂話、体験した話、昔の話、、、。
 誇張されすぎて都市伝説のような話 まで様々ある。

 最後に  「それでも いい山だったよ」  とフォローする人もいるのだが、
 どうしても負の情報が残りやすいようで・・・。

 なんとなく「辛い山」 「不便な山」のイメージが私には根付いている。




 山登りをしない人のために簡単に山の説明をすると・・。
 「とにかくルートが なが〜い山」
 なのだ。



 140706_m01.jpg



 公式ルートは2つ。

 1つは 鳩ノ巣コース、もう1つが中ノ岐コース。
 前者はなが〜いコースで、コースタイムにして約12時間を要する。
 後者はコースタイムにして約5時間ほどを要する。


 この短かい方の中ノ岐コース。 

 別名 「宮様コース」  と呼ばれる。

 1986年に登山が趣味の皇太子様が平ヶ岳に登るということで、、急遽 開拓されたコースで、
 皇室の存在感、影響力を感じさせられる。

 当然ながら鳩ノ巣コースと違い、きれいに整備されている。

 地図にこのルートが表記されたのも つい最近のことである。


 なんだ、、、短いコースがあるんじゃん。(*´д`)



 ・・・と誰しも思うわけだが。

 短い宮様コースは地元村の宿に宿泊した者でなければ通ることができない事になっている。

 なんとも世知辛い話であるが、環境保護、利権、開発・保守コストの問題もあり、
 これを掘り下げて語るには有給が2日あっても足りなそうなので控える。


 とにかく。

 5時間のために 10,000円ほど払って地元宿に泊まることにメリットを感じるものでなければ、
 なが〜いコースを選択することになる。


 ちなみに私が登ったこの日は、宮様コースはまだ開通しないそうだ。
 必然的に鷹ノ巣コースの選択となる。


 前振りも なが〜く なったので、そろそろレポートへ。
 なが〜い 以外の特徴は 下記のなが〜いレポートから読み取ってもらいたい。

 ========================

 前夜の22時に自宅を出る。

 放送禁止用語を連発する深夜ラジオの桑田圭祐の生放送を聞きながら、
 4時頃には登山口に着くだろうなと甘い見積もりで車を走らせる。

 7月から高速料金が値上がりしたので、節約のために下道を使って沼田まで北上する。
 (今にして思えば これは失敗。ケチらずに睡眠を取るべきだった。)

 月夜野ICから高速に乗り、小出IC近くの save on に立ち寄って朝食・昼食の買い出しをする。
 新潟って save on 多いぜっ。

 コンビニを出て銀山平方面へ。

 この道で昔ヒッチハイクしてもらったけな・・と懐かしみながら、奥只見シルバーラインへ。
 全長22kmのシルバーラインは18kmがトンネル。なが〜い。
 ところどころに岩がむき出し。ディズニーシーのセンターオブジアースを思い出した。
 140706_m05.jpg


 元々は約58年前、国策事業とされていた時代に、奥只見ダム建設の資材運搬用道路として建設された道路である。
 延180万人の人員が投入され、40名ほどの命が犠牲になっている。
 中には凍死や雪崩による死者もいたそうだ。
 
 このトンネルそのものも観光資源の一つと言えると思う。

 貴重な体験である。


 やっとこ長いトンネルを抜けると奥只見湖に出るわけだが、ここからがまた長い。


 いや、なが〜い

 縮小表示だとわからなかったけど、、、。
 140706_m03.jpg


 拡大すると、、細かいひだひだがたくさんあって。
 140706_m04.jpg

 走れども走れども、距離が全然近づけない。


 道半ばにして空がだんだんと白み、夜が明けてきた。


 只見湖は朝もやで幻想的で美しい風景だった。

 ゆっくりと車を止めて写真を撮りたいぐらいだった。
 140706_001.jpg




 鷹ノ巣登山口の駐車場に到着したのは4時40分頃であった。
 警官が2名ほど登山口にいた。 事故かな?と思ったら。。
 どうやら、登山指導のようだ。

 こちらにソースが。
 魚沼WEBニュース「小出署員が遭難防止呼びかけ」



 20台ほど停めれそうな駐車場は、梅雨時期にもかかわらず ほぼ満車状態。
 さすがに百名山である。
 140706_004.jpg


 車を止めて、20分ほどnap。。。
 今頃憂いても仕方が無いが、1分でも眠らないよりは増しだと思った。


 起きて車から出ると、丁度 おじさんが駐車場から車を出しているところで、
 声をかけられる。

  おじさん「開山祭のお守り、もらいました?」
   私 「あ、今日が開山なのですね。いえ、もらっていないです。」


 なんと、、寝起きにお守りげっとん。
 140706_m06.jpg
 今日の登山がうまく行きそうな予感がした。


 直後におじさんの車は走り去っていった。
 私がギリギリ最後で、この後に到着した登山者は お守りを貰い損ねたようである。



 登山口で 同じタイミングで登り始める3人組みの女性に声をかけられた。

 女性 「今日は 恐らく(道中)一緒ですね。よろしくお願いします〜。お世話になります〜。」
  私 「こちらこそ〜お願いします!」

 彼女達は新潟は小千谷から来たそうだ。
 半日間の長い道中である。
 ペースは個人差があるので、最後まで一緒になることはないだろうとこの時は思っていたが、、
 下山後にこの駐車場にほぼ同じタイミングで降りることになるのだった。


5:30 鷹ノ巣登山口 出発
 歩き始めて 沢を渡り10分ほども歩くとすぐにヤセ尾根に出る。
 先ほどのパーティが さっそく いい被写体になってくれた。
 140706_012.jpg

 この日は「晴れのち雨」の予報で、予報通り朝方は雲こそ多いが、時々太陽が顔を出すいい天気であった。

 前半の2時間はヤセ尾根の急登が続く。
 140706_017.jpg

 右前方向の鷹ノ巣山の尾根の新緑が鮮やかだ。
 140706_016.jpg


 左後方向(南東)の燧ヶ岳の眺望が素晴らしい。
 140706_022.jpg

 

7:30 下台倉山
 写真を撮りながらゆっくり登ったのにもかかわらず、コースタイム2時間40分のところを、2時間ほどで登ってこれた。
 140706_023.jpg


 予実の差があるが、難コースということもあって、だいぶ甘めのコースタイム設定になっているようだ。

 下台倉山を過ぎると多少 傾斜は緩くなるが、細かいアップダウンがあり、また気温もあがり蒸し暑さが体力を
 少しずつ削っていく。

 「あれかあ・・・・」
 140706_025.jpg
 木々の間から、目指す平ヶ岳が顔を出す。
 まだまだなのは知っていたけど、改めてその遠さに苦笑い。


 振り返ると 存在感ある 尾瀬の燧ヶ岳。
 随分と雲が増えてきた。
 140706_026.jpg



 スピードを抑えて、適度に休憩を挟み、あせらずに歩くように心がけた。
 多少アップダウンもあり、下山時にきつさを感じる箇所でもある。


8:30 台倉山
 三角点がぽつんとある地味な台倉山のピークを過ぎると、樹林帯に入る。


 ぬかるんだ泥道や、朝露で濡れた木道が増えてくる。
 転んで足を挫くと 遭難につながるので、足下は気をつけて歩いた。
 140706_030.jpg


 噂にあった 膝まで・・・とはいかないまでも、 油断していると くるぶしまで埋まる深さの泥濘だった。
 そうそう。この山はスパッツは必携である。


 コメツガの原生林に覆われて景色はなく、風も入ってこないので、湿った熱気がある。
 ジャングルを歩いているような気分になった。
 屋久島を縦断した時の熱帯感ととても似ていた。

 休憩時の飲料の量も増えるが、途中 2箇所の水場はいずれも干上がり気味で、口にできるレベルではない。
 私は2リットルの水を担いでいるが、最低でも1.5リットル以上は持つべきだと思う。

 久しぶりの登山、加えて睡眠不足で、身体が重い。


 加えて、徐々に雲も増えてきて、、、天候悪化の不安があった。
 山頂まで降らないでくれよ・・・・。
 
 姫ノ池(池ノ岳)への30分ほどの急坂の登り。
 140706_034.jpg

 標高が2000mに近づき、高山植物も現れはじめた。

 久しぶりに見る高山植物に懐かしいやら、嬉しいやら。
 登りで一番きつい箇所だったが、きつい時間は短かったと思う。

 ウラジロヨウラク
 140706_044.jpg

 アカモノ
 140706_051.jpg

 イワイチョウ (※イワイチョウは葉っぱも撮らないといけないね)
 140706_047.jpg

 シャクナゲ
 140706_055.jpg

 山頂エリアの花畑への期待が膨らむ。


 振り返ると歩いてきた道。
 140706_057.jpg


 この木道の先が恐らく山頂エリアだろう。
 140706_058.jpg



 


 苦労が報われる時。



 気持ちがはやった。


<日帰りだけど、その2へ続く>
スポンサーサイト


















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |


Copyright © 2017 山みしゅらん, All rights reserved.






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。