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<日時>
 2011年7月9日(土)曇 時々晴れ

<行先>
 白峰三山縦走(山梨)日本百名山

<アクセス>
 車:東京→[中央道]→甲府南→奈良田(3.5時間)
 バス:奈良田→広河原(1時間)

<人数>
 単独

<コース>
 1日目:広河原→二俣→[右俣コース]→北岳頂上→北岳山荘 [計画6.5時間 / 実績10時間]
 2日目:北岳山荘→間ノ岳→農鳥岳→大門沢→奈良田[計画12時間 / 実績11時間]
  ※計画は昭文社山地図より。
※実績は休憩込みです。


<前置き>
 今年は5月から仕事が例年にも増して忙しい。
 休日出社も続き、なかなか山に行けなかった。

 今年は初夏の花見は見送りかな・・・とつぶやいていた矢先に、
 振って湧いた普通の土日休み。

 天気読みをしたら、もうここしか行き先が見えなかった。

 キタダケソウに逢いに、北岳に行こう。


<内容>
 キタダケソウは 6月中旬から7月上旬に北岳に咲く固有種である。
 固有種で且つ 頂上直下に密かに咲くまさに高嶺の花。
 花好きの登山愛好者にとっては、ポピュラーな花である。

 そんな花に逢いに行ってきた。


 いつもの一般的な南アルプスへのアプローチとは違い、奈良田から入ることにした。
 東京から南アルプスへのアクセスを考えると甲府に近い芦安からバスで入るのが一番近道であるから、
 奈良田は遠く感じるものだが、実は下道は走りやすく空いているので、車でアクセスしても
 さほど時間はかからなかったりする。

 奈良田地区にアクセスする一番のメリットは、下山後に奈良田の名湯を楽しめる事だろう。
 当然ながらそれは計画に折り込み済である。


 とはいえ、奈良田へのアクセスは今は1点注意が必要である。
 奈良田地区の6~7kmほど手前で2010年7月に起こった土砂崩れの復旧防災工事のため、
 夜21時~6時まで夜間通行止めとなり、夜にアクセスしても奈良田地区には入れないのだ。
 周辺で車を止めて仮眠し、朝6時少し前にゲートに向かう。

 ゲートには既に10台ほどの車が並んでいた。
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 無事に奈良田に入り安堵する間もなく、用意を済ませ、広河原行きのバスに乗り込む。
 バスに揺られて1時間ほどで広河原へ。



1日目:広河原→二俣→[右俣コース]→北岳頂上→北岳山荘 [計画6.5時間 / 実績10時間]

7:40 広河原出発
 梅雨空に似合わぬ青空が広がり、強い日差しが照りつけていた。
 今日は暑くなりそうだ。(この日 甲信越、関東の梅雨が開けた)
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 続々と入山していく登山者との距離をはかるようにして、私も山に入っていく。

 昨年 北岳バットレスで大崩落があったことは、山ノボラーにとってニュースであるが、
 その報せがアチコチにあった。
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 クライミングとは無縁の私。
 登山もスキーも、 なんとも中途半端な登山嗜好だなあと自虐しつつも、
 それでも興味はないの だからしょうがないよなあ。と慰めつつ、吊橋を渡る。
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 入山すると、すぐに清らかで強い沢の音が私を出迎えてくれた。
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 大好きな大樺沢沿いのコースだ。
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 テンションがあがる。
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 沢の脇を歩くはとても清涼で、贅沢な気分になれた。
 ああ、自分はこんな時間が好きだなー とじんわりと幸福も感じる。
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 道中で関西弁の二人組の方が話しかけてきてくれた。
 気さくな方達で、しばらく道中 ご一緒させていただく。
 「四季を感じられる山が好きなんですよ」
 とおっしゃっていて、その言葉が とても共感できた。
 
 高山、アルプスに拘らず、多彩に山を楽しみたいと思った。
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10:20 二俣へ到着する。
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 二俣は沢との別れでもあり、皆が休憩をとっていた。
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 眼前には北岳パットレスがそびえたつ。パットレスはクライマー憧れの壁。
 パットレスに固定カメラを向けてシャッターチャンスをうかがうカメラマンもいた。
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 さて、ここで二俣右ルートと左ルートの二手に分岐する。
 一方の右ルートは草すべりという 仙丈・甲斐駒がみえる尾根コース。
 一方の左ルートは大樺沢をつっきって、八本歯のコルという岩場を登る難所コース。

 実は私はコルを通ったことがない。
 難所を避けているというわけではなく、、、尾根コースが魅力的であるからだ。


 今回はアイゼンも予備で持ってきており、コルのルートを歩く用意はできているのだが・・・
 やはり、甲斐駒がみたいという欲望には勝てず、、右ルートを選択するのであった。



 こちらのルートはコースタイムで2時間半。
 こってり体力を絞られる登り坂。

 体力は まだまだ余裕はあるが、翌日分の奈良田の下りに使う体力を想定し、
 ゆっくり、写真を撮りながら登る。


 皆、あえぎながら登っていた。
 早く山小屋について寛ぎたいとの思いだと思う。

 私は 静かな頂上を楽しみたかったので、ゆっくりと休憩を取り、
 時間差を取りながら登ることにした。
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 タカネグンナイフウロウが咲いていた。
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 左後方に左俣の雪渓を見ながら、右後方に鳳凰山
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 右俣コースはシナノキンバイが咲き乱れていた。
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 ハクサンイチゲも顔を出す。
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 白根御池コースとの出会いまでくると、尾根まであと少し。
 ここのキンバイの群落は見事だった。
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 花の最盛期の北岳は 凄い。


 キンバイに心を奪われつつに、、いよいよ尾根が見えてくる。
 さっきまでガスっていたのだが、青空が垣間見れるようになった。

 これは、天空へ続く道。
 このコースを通るといつも心が沸き踊る。
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 甲斐駒と仙丈をバックに。
 ここは私のお気に入り。 しばらくゴロゴロ黄昏る。
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 キバナノコマノツメが可憐。
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 重い腰がなかなかあがらなかったが、未練たらたらで 先に進む。
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 既に14:00を過ぎている。今日のテント泊地の北岳山荘まで2時間ちょっと。
 余裕はあるが、、、山頂でもまったりしたし、夕立の恐れも高い。
 寄り道はほどほどに。。
 
 といっているそばから寄り道。
 オヤマノエンドウだあ。
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 ハクサンイチゲも力強く群落していた。
 ほんと、この時期の北岳を素晴らしい。
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 ヨツバシオガマ
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14:40 肩の小屋通過
 結局こんな時間に通過。
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 小屋ではそこかしこで宴会が始まっていた。
 この時間に先を行く私は珍しい。。
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 高地にしか咲かないシャクナゲ、キバナシャクナゲも咲いている。
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15:00 北岳山頂到着
 山頂はガスだった。
 狙い通り、山頂はピークを過ぎて 静かで人ひとりいなかった。
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 静かな山頂でくつろぐ。
 無音の世界。

 あー、、何度着てもいいピークだ。。


 昔・・・この山頂標識で自殺した人がいるという話を思い出す・・・。


 しばらくまったりするも、、ガスは取れず。
 よって、ブロッケン現象も現れず。

 山荘に向かうことにした。


 山頂直下はハクサンイチゲが咲き乱れていた。
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 さて、、そろそろ高嶺の花との出会いだ。

 山頂直下。南側(北岳山荘側)に少しおりたところ。
 一本目の鎖場と二本目の鎖場の間に、、キタダケソウが咲いているという。。
 

 ハクサンイチゲの花群にまぎれて咲いているので、見つけるのが大変だ。。

 はたして、それは。。。ちょっと足元があぶない崖にひっそりと・・。
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 あった!!!
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 キタダケソウである。
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 思わず一人歓声をあげる。

 ハクサンイチゲと並べると、、見分けがつきにくいが、よくみると全く異なったデザイン。 
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 ついに逢えたよ、高嶺の花。
 今回の目的の6割ぐらいを達成し、満足して山荘へ向かう。


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 しかし、そこかしこにハクサンイチゲの群落。
 本当に花だらけの山である。
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 こちらはチングルマに似ているが、チョウノスケソウというらしい。
 極地および高山に生育する花とのこと。
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 オヤマノエンドウもあちこちで最盛期を迎えていた。
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17:30 北岳山荘到着
 ようやく山荘に到着したのは、17:30頃。
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 北岳山荘は以前よりもパワーアップしていた。
 バイオトイレは水洗式になっており、異臭がかなり減っている。

 水も雨水を消毒して販売していたのだが、どうも下から汲み上げているようだ。(100円/リットル)
 以前よりおいしくなっていた。

 下界から4リットル担いできていたので、困らない量は持っていたが、熱中症・・というよりは、、
 代謝によるダイエット効果を高めたいため持ち水をガブ飲みし、1リットルだけを補給した。


 ワインで晩酌しながら、夕飯を食べる。
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 夕方になり雲が少しとれてきた。
 雲海に浮かぶ富士山夕景ショーを眺められた。
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 中央アルプス方面。
 燃える雲。
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 ・・・・ちょっとドキリとした。
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 月が明るい。
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 1日が終わる。
 体は重ったほど疲れはないが、、あー、明日は疲れるだろうなあ。。
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 テントに入ると、すぐに寝てしまった。


 星を眺めようと三脚をテントの外に設置するも、翌日気づいたら朝を迎えているとは、、
 この時は思いもしなかった。



白峰三山縦走 2日目:極上稜線と試練の奈良田下りへ続きます。
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