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<日時>
 2009年10月11日(日)-12(月) 両日とも 晴れ

<行先>
 下ノ廊下(富山県) 

<アプローチ>
 往路:
  バス 新宿→松本(前泊)
  電車 松本→信濃大町
  バス 信濃大町→扇沢
  トロリーバス 扇沢→黒部ダム

 復路:
  トロッコ列車 欅平→宇奈月温泉
  電車 宇奈月温泉→魚津→越後湯沢→東京

<人数>
 単独

<コース>
 1日目[10/11]:
  扇沢~黒部ダム~内蔵助出合~白竜峡~十字峡~半月峡~S字峡~阿曽原温泉(テント泊)
 2日目[10/12]:
  阿曽原温泉~(水平歩道)~欅平

<内容>
 3連休は下ノ廊下へ行ってきた。
 私はMasakoさんのブログの隠れファンなのだが、、3年前ぐらいにその記事に魅せられてから・・
 いつかいってみたい秘境地のひとつになっていたのさ、下ノ廊下。
 (山にのめりこむに従って、秘境というより観光地に近い印象は強くなっていったが)

 ご存じの人も多いと思うが、
 下ノ廊下は有名な国策事業黒四ダム開発事業における作業員用の調査を目的として作られた
 歩道で、正式には「旧日電歩道」と言う。
 立山連峰と後立山連峰とのV字谷黒部川。
 その黒部川に沿って黒四ダムから下流の欅平までの峡谷に沿って30kmほどの断崖絶壁の
 高所に旧日本電力が開発した歩道がそう呼ばれている。

 立山連峰が白銀で輝いた連休の二日間で、その下ノ廊下を歩いてきた。

 道路情報を比較的リアルタイムに掲載してくれている阿曽原温泉小屋のHPで情報収集したところ、
 今年は9月にスノーブリッジが崩落し、通行避けるよう忠告があったり、、、10月頭に台風が
 来たりで、連休中までには通行確認&迂回路も整備されたようだが、、混雑予想が懸念された。

 行こうか止めようか。行こうか行こうか。行こうか。



 ・・・。


 行ってきた。この前振りいらないか。



 といっても連休初日の土曜日は体調不良でダウン。
 土曜の夕方から行動開始する。
 既に信濃大町行きの夜行列車は満席。切符がとれない。 扇沢直行のバスもとっくに満席。

 「さて・・・どうしよう」

 困ったときの特急あずさ号??
 ・・・待てよ・・・バスの選択もあるかもしれん。・・と 京王バスのHPをみる。
 なんと松本駅まで3500円ぐらいで深夜便があった。
 あずさより2000円ぐらい安い。しかも京王バスはシート広いので寝れるか。。。。
 これで松本駅まで行って駅野宿すれば 安いし列車より快適なんじゃないの???

 ・・・・ということで、最近恒例の松本駅宿泊。
 夏と違い、、登山者の野宿姿はなく、、ホームレスの人が多かった。
 「自分、こんなことしてて大丈夫なんだろうか」と人生を憂う。これも恒例。

 でも、、松本駅はやはり野宿には快適で、、ぐっすり眠ることができた。
 ホームレスの方々はシュラフないため、、寒くてつらそうだったが。。。


1日目:黒部ダム~阿曽原温泉
 4時に起きて東京から到着した夜行列車に乗車し、信濃大町まで移動。
 (松本駅で降りる人がいるため、指定席がとれるのだ)


 信濃大町からバスに乗り扇沢へ。車中は登山客でいっぱい。
 ようやく空も明け白み、立山・後立山連峰の白銀景色が飛び込んでくる。
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 そう、既に北アの3000m急の山々は雪化粧しているのだ。
 「アイゼンもってきてない。劔岳危ないかな?」的な若者声がちらほらと聞こえてくる。
 「いや・・・無理だから・・。」と心の声で回答。


6:10 扇沢駅着
 扇沢につくと予想通りに登山客と観光客がミックスした大勢がトロリーバスの切符売場に
 並んでいた。
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 急いで並び、なんとか始発バスに乗り込む。

 しかしながら、、いつみてもトロリーバスっておもしろい。
 ラジコンカーみたいに ぴょーんと電線棒が伸びている。
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 黒部ダムに着き、地中のターミナル駅から観光客とは別方向にある
 内蔵之助谷方面の出口へと出る。おおっ、ちょっとまだ雲が多いが、時折雲間から
 立山連峰の白銀が顔を出す。わーー、上に登りたいなあ。。。。ちょっとうらめしく思う。
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 私がいるのは それでも1300m、雪はないが、、紅葉はある?
 いや、、、予想に反して紅葉がないなあ・・・。

6:45 黒部ダム出発
 まずは林道をつたって、黒部川の川辺まで下降。
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 と、林道から廊下に入る入口を見落としたようで 黒部ダム近くの関係者口ゲートへ着いてしまった。
 あれ? あれ??

 同じように ?マークが浮かんでいるらしい 中年登山者が2名。
 1名は施設の階段を上がり、、もう1名はゲートを乗り越えようとしている。

 いやいやいやいや。。。。
 明らかに違うだろ。方向からして。。。。ダムにむかってるじゃん!笑
 地図を広げて 誤りを確認する私。。

 それを見た登山者は、
 「そういう地図はおおまかにしか書いてないから、見ても意味ないよ。」
 と私を一瞥して のたまっている。

 いやいやいやいや。。。。
 なんのための地図だよ。。。道の形状、ダムのようなランドマークの
 位置関係で、自分の位置はつかめなきゃ。。。
 ほら、、やっぱり違う。

 地図をみて、、誤りを確信。
 柵に必死に攀じ登ろうとしているアポ―な登山者を尻目に林道を引き返し見落とした
 登山口に入る。


 川辺まで降りて黒部川にかかった橋を渡る。
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 黒四ダムを下からみあげる絶好のロケーションな橋である。
 既に観光放水がはじまっており、川の水量もやや多めに感じる。
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 橋を渡り、峡谷沿いの歩道に入る。
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 いよいよ下ノ廊下なわけだ。あと1時間もすれば日の光で溶けるだろう雨氷が
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 フォンダンショコラのように山の登頂部分を飾っていて美しい。
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 とはいえ、急に高みを歩くわけではなく、多少のUpDownを繰り返しながらの川沿いの山道を
 進むことになる。序盤を棒ノ木平という。コース中 でも緑が多いエリアだ。
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 高いとこでもせいぜい10m~20m程度か。
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 いくつか沢も横切る。
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 美しいエメラルドグリーンな峡谷に何度も立ち止まり写真を撮りながら進むと
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8:05 内蔵助出合
 歩き初めて1時間ほどで内蔵助出合に到着する。写真の左にそそり立つ岩壁は黒部三大岸壁の
 1つ、丸山東壁。通称「黒部の巨人」と呼ばれる壁だ。
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 ここで沢の水を汲み手早く朝食をとる。まだ先は長い。。

 徐々に高みを上げる下ノ廊下ルート。
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 上ノ廊下は、、こんな激流でも渡渉するのだろうか・・。としばし 激しい激流に足をとめて見入る。
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 川に目を奪われがちであったが、
 山側も美しい苔がむした岩や、実をつけた木々、岩にがっしりと根をへばりはわした逞しい木と
 豊かな自然を感じることができる。
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 そして頭上には黒部三大岸壁の二つ目、通称「黒部の魔人」南壁がそそりたつ。
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 さらに峡谷の核心へと進む。
 空気は乾き、心地よい。風はない。
 トレッキング日和。
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 徐々に道幅狭く、転落したら 大事故につながりかねないほどに高度を増す。
 かさばるテント用マットはザックの右側にくくりつけ歩くのがいいだろう。
 荷物を壁にこするとバランス失い、危険だ。
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 とはいえ、、、危険箇所には丸木端が設置され、コース全般 左側に針金が這わされている。
 狭い道でも この針金をつかんで通行することでバランスがとれるし、万ヶ一に足場が崩れた
 時でも針金が命綱になる。 むしろ予測が難しい落石を気をつけるべきかもしれない。
 
 ところどころ清水が岸壁を伝わり、濡れている箇所もある。
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 対岸に新越の滝がみえると・・・新越合流点。ここからしばらくは落石注意地帯。
 上方をみやりながら進む。
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 美しい滝を横切る。んー、冒険気分。
 基本、、私は子供なので こんな雰囲気大好き。
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 滝を横切りながら 上方を見上げる。。 ああ・・・美しい。 空が青い。 
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 下方を見ると、吸い込まれるような高み。  落ちたら、死ぬ。
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 写真じゃわかりにくいけど、、道幅狭く、なかなかに緊張する。
 (ま・・・・後半 慣れちゃって飽きるぐらいなのだけど。。。笑)
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 丁寧に整備されてるでしょう?
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 追い越すときも、気をつけて追い越さなければいけない。
 対向者と鉢合わせすることあり。。。
 カーブで 同じぐらいの年の瀬の登山者と鉢合わせし、
 互いに、「なんか 来そうだと思ったんだよなっ!!」ってゲラゲラ笑った。
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 基本的に対向者と鉢合わせした場合は、 じゃんけん でどちらが通るかを決める。
 勝てば通行できるし、、負けたら 険しい崖から転がり落ちなければいけない。
 そう・・・・・下ノ廊下の通行は命がけなのだ。

 振り向くと歩いてきた道。
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 今回は、私がたまたまついていて じゃんけんに 全勝したからこそ、、生きて帰れたのだが。。
 多くの犠牲の上に 今回の生還があるということは記しておかなければいけないだろう。 

 振り向くと、陽の光に反射してキラキラと光る黒部峡谷の水面。  ああ・・・美しい。
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 黒部別山谷手前の大へつりへ。
 仮設梯子場があるので、これで高まいていくわけだ。
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 うひょー。長い。
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 無事 渡りおえて 梯子をパチリ。
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10:05 黒部別山谷 到着
 スノーブリッジは崩壊のため 通行できず、谷側をまいて通る。
 阿曽原小屋のレポートにもあるが、このスノーブリッジの崩壊時期とスピードは日々状況が変わる。
 小屋の人でさえ予測できないそうだ。
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 ここで給水。
 やれやれ。。。やっと1日目の行程の1/3ぐらいか。。
 いやー。昔の人はすげえな。。こんな道を 日々歩いていたなんて。
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 目指す阿曽原小屋はまだまだ先。

 そして、あまりの写真のボリュームに 進まぬ更新作業・・・・。


 <下ノ廊下1日目:黒部ダム~阿曽原温泉★★★(2of3)>へと続く。
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ワクワクドキドキ。
楽しみ楽しみ。
いやぁ、良いですねぇ~~~♪
見てるだけで、興奮が伝わってきますよ。
【2009/10/22 19:29】 URL | 那ぁ #-[ 編集]
わあ、下ノ廊下。一度は行ってみたい。
冷たい澄んだ空気越しに見る山、沢、岩壁の眺めはすばらしいですね~~。良いですね!!

こりゃもう写真撮りまくりでは。
続きの絶景も楽しみ楽しみ・・。
【2009/10/22 23:14】 URL | まきchin #-[ 編集]
>まきchinさん
コメントありがとうございます。
写真撮りまくりでしたが、やはり下手さがばれるというか。。
レンズのせいもあるのですが、アングルの問題もあり、
高度感がまったく表現できませんでした。
三脚マンさんの下ノ廊下と比べるとわかりやすく。。
いやはや・・もっと 腕を磨きたいです。

>那ぁさん
コメントありがとうございます。
いや、歩いているほうもそうですが、、おそらく写真みて
いただいた皆さんも。。。そのうち飽きると思います。
似たような景色ばかりなので。笑
【2009/10/23 10:07】 URL | ぽっか #-[ 編集]














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