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1日目:飯豊山縦走(川入→切合小屋)★★★>から続きます。


 酔っ払いに絡まれた 1日目の夜。
 隣の同年代と思われるカップルに 「いやー、土間で絡まれて大変でした」
 と愚痴り・・・寝る。 カップルは東北人のような訛りがあり、、話しやすい。

 外の雨は相変わらず強く。
 ラジオの予報は明日も芳しくない。

 雨でも・・目標の頼母木小屋まで歩きたい。3日目は晴れると踏んでいるので、
 花の杁差岳まで足を延ばしたいのだ・・・。
 だめでも梅花皮までも歩きたい・・それなら縦走ができる。
 最悪の場合はしかたない。本山小屋で飯豊本山ピークハントを果たそう。

 明日への意志を強く想い、瞼を閉じた。


2日目:飯豊山縦走(切合小屋→本山小屋)

3:30 起床
 暗いうちに目を覚ます。
 小屋をうつ雨の音はしない。

 自分に与えられた狭い寝床で出発の用意をする。
 私・・・出発の用意は得意なんです。
 ゼリードリンクを吸いながら・・30分もしないうちに・・静かに 外に出る。

4:10 出発
 外は雨は小雨がぱらつく程度。 風が強い。
 おしっこをすると、遠くにしぶきが飛んでいく。気のせいか自分の顔にも舞い戻ってきたような。

 ラジオ予報で確認すると・・低気圧が近づいているそうだ。
 「こりゃあ・・・荒れるな。」
 はやいとこ・・・小屋を出よう。

 小屋近くに咲いていたマツムシソウにおはようさん。
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 レインウェアを着こみ、ザックカバーをつける。
 ヘッドライトを付けて、、本山へ向かって歩き出す。

 「おっ? 稜線が見える!」
 残雪のついた連なる飯豊の山々が姿を現す。
 最高峰の大日岳の頭は雲に隠れている。
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 憧れの深山。やー。嬉しいな。
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 どんよりした雨雲が上空を覆っているが、かろうじて 雲海もみえる。
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 風は徐々に強さを増していった。
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 ザックカバーが飛ばされて・・10分ほどタイムロス。
 しっかりとザックにくくりつける。
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 地蔵さんに・・・思わずいつものように手を合わせて願う。
 「世界中の皆さんが幸せでありますように。。」
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 シャクナゲ。
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 残雪をいくつか横切りながら・・雲の中の尾根道に近付く。
 この当たりから 西風をもろに受け、雨も本降りになり・・・嵐の中の登山となった。
 ここから先・・・写真は一枚も撮れていない。
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 本山小屋手前の尾根道はさえぎるものなく、西から強風が吹き付ける。
 日本海にいやがる低気圧が怒っているかのように。。風の轟音ばかりが耳に入る。
 雨も次第に強くなってきて、、、昨日何時間もかけて浸水した私の雨具や靴の中に
 簡単に浸水してきやがった。

 この旅行の数日前に10人程が低体温症で命を落とした北海道の例があるが、
 気温こそ 北海道のそれほど低くないが、きっと これぐらいの風だったのかな?
 と思うように風は強くふいていた。

 体、顔にあたる雨が・・・痛い。
 体温も奪われていく・・。
 今日・・・俺・・どこまで行ける?
 あと何時間・・嵐の中・・歩ける? 冷たい手に血を巡らしながら、、今日一日のことを考える。


6:30 飯豊本山小屋到着
 ようやく小屋まで着いた。 

 ルートは小屋までは北を向いて登ってくるが小屋から稜線は西へのびている。
 飯豊本山のピークはあと片道20分ほどの距離。すぐそこ・・なのである。しかし・・・・。
 本山のピークまでの道は雨風の壁に覆われていた。
 さらにすさまじい風が轟音をあげて私を待ち構えているのである。
 そう・・ここから先は西に行くほどに風はAGAINST。

 本山まで行けても御西まで行くには・・さらに2時間ほども この雨風と闘わなければいけない。
 風はますます強くなるわけだ。
 御西まで行けたとしても その先は・・・  想像するまでもなかった。 私には無理。
 残念だけど・・今日はここで諦めよう。

 本山小屋では管理人のTさんという男性が迎えてくれた。
 ちょっと粗暴な口調ではあるかもしれないが、一言、二言 話しただけで 私はこの人の
 人の良さが伝わってくる。

 Tさん 「御西越えたら、風はこんなもんじゃねえーよ。日本海からもろに風受けるからな。
       天狗岳で去年の今頃も命落としているし・・あぶねえぞ。
       山は自己責任だから、『止めろ』とは言えねーけど、、
       止めておいた方がいいんじゃねえかなあ。」

  ・・・と、私が頭の中で思っていたリスクをそのまんま言われた。的確。・・・ってか・・当たり前か。

 Tさん 「ま・・・まずは 入って休んでけ。 泊まるかどうかは 落ち着いてから考えればいいがら。」

 『休憩するなら 2000円払って!』と言われるかと思いきや、この対応である。
 もう この時点で小屋での停滞は決めていたが、Tさんが"宿泊"と認めて徴収しに来たのは
 午後3時を過ぎた夕方頃だった。 良心的な方である。


 濡れネズミの私は・・小屋に一番乗りで 衣類を洗濯紐にぶらさげ・・さっさと寝袋に足をつっこみ
 コーヒーを沸かしてラーメンを食べた。
 1日を山小屋でのんびり過ごす。というのは初めてであったが、たまにはこんな日があっても
 いいよな。


========
 
 長い1日。

7時頃。
 もう1人の女性の管理人さんは 今日は交代のため下山するらしい。
 下山間際に、私にまだ温かい「ホッカイロ」をくれた。
 優しさがありがたい。。

8時頃。
 御西方面から来た男女2人パーティが訪れた。
 話をすると、もう飯豊は今年6回ほども登っているそうだ。
 コースタイムを聞くとかなりの健脚。
 ずぶ濡れのその方に、管理人 Tさんは 余ったからと味噌汁を無償で与えていた。


9時頃。
 濡れた衣類を 熱湯を入れたコッヘルでアイロンしていると・・
 皆が不思議そうにのぞきこむ。そんなに珍しいかな。・・・これって結構乾くんだよ。
 Tさんに 『コッヘルでアイロンかけている兄ちゃん。』と この日はネタにされる。

10時頃。
 徐々に切合や御西から登ってきて、、ここで停滞を決める人が
 増えてきた。郡山ローソンで出会ったローソンさんとも ここでバッタリ。
 縦走するつもりでいらっしゃったそうだが、ここで諦めたらしい。
 (ローソンさんは私の隣の寝床に。)

 山小屋に吹き付ける雨風はすさまじい音で、、
 続々と登山者がやってくる。
 外は霰や雹まで降っていたそうな。
 いやー。。止めといてよかったよ。

 他の登山者と山の話をしたり、
 地図を眺めて明日のシミュレーションをしたり、
 ラジオを聞いたり、
 時々うとうとしたり、、
 長い1日をゴロゴロとのんびり過ごした。
 

 夕方頃になると・・

 Tさん 「兄ちゃんは7時にてい停滞決めたけど。残念だけど、新記録ではねえぞ。
        4時に停滞を決めた人が前にいだがらな。」

 と・・嬉しそうに集金しにきた。


 夕食は最近マイブームのポテトニョッキとラーメン。
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 昼に寝ると夜が眠れなくなるので、、できるだけ昼は起きていた。
 そのため夜も嵐の轟音の中ではあるが、よく眠ることができた。


                <3日目:飯豊山縦走(本山小屋→本山頂上→川入)★★★>へ続く。
 
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進まない2日目(笑)
いや~、雨降りなら、こんな調子がいい感じです!

昨年の3連休、私たちの白馬とそっくりですよ~(苦笑)!
【2009/08/01 07:15】 URL | 三脚マン #mQop/nM.[ 編集]
>三脚マンさん
コメントありがとうございます。
はい。「こんな調子がよいな」と 実は私も感じてます。
行こうと思えば御西までいけたかもしれませんが、飯豊を嫌いになりそうですから(笑)
【2009/08/02 07:54】 URL | ぽっか #-[ 編集]














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