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<日時>
 2009年3月8日(日)くもり

<行先>
 安達太良山(福島県) 日本百名山
 ※別名「乳首山」
  地図の上では、その一連の峰に、箕ノ輪山、鉄山、矢筈ノ森、和尚山などの名が付されて、その中央の乳首のような円錐峰が安達太良山となっている。
  (略)しかし万葉集や智恵子が安達太良山と見たのは、その小さな乳首だけでなしに、その全体を指してのことだろう。
  -深田久弥「日本百名山」より-


<コース>
 ゴンドラ山頂駅→仙女平分岐→安達太良山頂→くろがね小屋→勢至平→奥岳登山口


<アクセス>
 車:東京→(東北道)→二本松IC→あだたら高原スキー場 4時間
 ゴンドラ:山麓駅→山頂駅 10分
  合計 約4時間程度

<装備>
 スノーシュー、ショートスキー

<メンバー>
 単独
 ※ミルミルさんと計画的?バッタリあり。
 

<内容>
 安達太良山には以前から登ってみたい山の一つだった。
 なんといっても 周辺に名湯多いし、山中にある くろがね温泉は温泉ファンとしても
 憧れの山荘だ。

 前夜、、、WBCのTV観戦に夢中でなかなか自宅を出発できないでいた。
 松坂の立上がりの悪さにハラハラ・・・・。

 どうでもいいが、途中のSAで食べた夜食(朝食?)の食券。。
 食券番号フィーバーです。
 金額もよく見ると700円。
 すごくないですか?
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4:00 あだたら高原スキー場 到着
 早く着きすぎた。。 ここで 7:30まで仮眠する。
 眠い目をこすり、、、うすぐもりのゲレンデに降り立つ。
 風がほとんどない静かな朝。

 デリケートなあだたら高原スキー場のゴンドラも動いてくれそう。
 (前日は強風のため前日ゴンドラもリフトも止まったらしい)
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 今日の山行は山頂で計画的バッタリがある。
 前夜にマイミクの「ミルミルさん」からメールを戴いていたのだ。
 ミルミルさんは私が参加している『コミュ30代:登山、山スキーなど』の方で、
 吾妻、安達太良エリアを主フィールドになさって山遊びを楽しまれている方である。

 コミュに私が書き込んだ「明日、安達太良山行こうと思います。」のコメントを見てくださり、
 「私も安達太良山に登るので・・・」 と連絡をくださったのだ。

 ミルミルさんはゴンドラ使わず登るので、バッタリ会えるとしたら山頂かな?? 
 なーんて思いながら、ゴンドラ乗場へ向かう。


 ゴンドラ乗場でオープンを待っていると地元のハイカーが2~3人やってきた。
 皆さん安達太良は登り慣れてらっしゃる様子・・・。
 今日の山のコンディションについて情報交換をする。

 ハイカー A 「(くろがね小屋までいくなら) 勢至平手前のトラバース道は
        凍ってると思うよ・・・。アイゼンねえと厳しいんじゃねえかなあ?」
 ハイカーB「いやー、スノーシューでも大丈夫だと・・・思うけどねえ・・。」
 
 私の装備を見て気使ってくださる。


 私の装備はスノーシューとショートスキー。(アイゼンは家においてきた)
 皆さんの話を聞いていて少し不安になるが・・・私なりの予習の限りでは、、
 それほど厳しい道はなかったと思われる。

 「・・・ま、無理しないで、行けるところまで行ってみよう。」

 時間は余裕あるし、最悪の場合でもくろがね小屋に逃げ込めばよいのである。
 天気も安定しているので、、妙に安心感があった。 


 余談だが、皆にショートスキーとブーツを珍しそうに眺められ、、、いろいろと質問される。



 
8:30 ゴンドラ山麓駅発
 ゴンドラは予定通り動いてくれた。
 私は 一番乗り!!

8:40 ゴンドラ山頂駅発
 ゴンドラに揺られて10分ほどで山頂駅へ。
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 登山届を出して、スノーシューに履き替えて出発。
 

 ゴンドラ山頂からのコースは、安達太良のたおやかな峰を歩くコースで、
 私のような冬山初心者でも歩きやすい。
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 北方に鉄山が見える。
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 空気が澄んでいるので、下界の眺めもよい。
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 歩を進める度にスキー場から遠ざかる。
 喧騒から解放されていくような感覚を感じる。

 歩き出して間もなく、山頂(乳首)が見えてきた。
 「ほんとに乳首のようだな・・・」と思った。
 すれ違うハイカーも増えてくる。朝一でくろがね小屋から登った人たちだろう。
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 鉄山・・かっこいい。
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 地元ハイカーは皆さん足が早い。
 一緒にスタートしたのに、どんどん差をつけられる。
 (最も 私が写真ばかり撮っているってのもあるが・・)
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 中でも年季の入ったスキー服と山スキーを装備した単独おじさんが健脚だった。
 このおじさん年の頃は60過ぎた感じか・・・。
 シール登行で足が遅いはずなのに、スノーシューの私を含め、アイゼンの
 地元ハイカーをも次々と追い抜いて登っていく。
 スキーは山登りのための道具なのだ・・と 改めて本来のパワーをまざまざと
 見せ付けられたように感じる
 そのおじいさんは 少し登ったところで追いつけたのだが、スキーを脱いで
 下界や近隣の山を夢中で撮影していた。
 山を愛しているんだなあ・・。
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 空は薄曇りだけど風がなく、気温も暖かく穏やか。
 ガスも心配してましたが、雲の位置も高く・・ 山登り日和。

 1時間ほど登ると 雪の花を咲かしたような 霧氷群に遭遇する。
 写真は寒々としているが、それほどの寒さはない。
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 西方に和尚山が姿を現す。
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 さくさくと登っていく。時々振り返り景色を楽しむ。
 まったり。
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 他のハイカーと距離をとり、1人の山登りを楽しむ。
 白い世界。 山頂が近い。
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 北方に吾妻連峰がみえる。
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 鉄山方面
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 そして山頂(乳首ね)。もうすぐだ。
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 太陽がぼんやりと霞む。
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10:05 山頂直下着
 仙女平分岐を過ぎればほどなく山頂直下。
 ・・・つまりは乳首の付け根に辿りつく。
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11:00 山頂着
 乳首アタック。(この表現どうかと・・・

 乳首は急斜面になっている。 アイスバーンに新雪が付いている。
 トレースあり、足場は割としっかりしているので6本以上のアイゼンはいていれば
 問題ないと思う。

 私はアイゼンもないのでスノーシューでアタック。
 ハイエンド仕様のスノーシューなので登りは問題なし。
 下りは後ろ向きだろうな・・・と覚悟して登る。
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 山頂はさすがに風が強い。 ・・・が眺めは最高。
 あいかわらずのうすぐもりだったが、360度パノラマビューで遠望が利いた。
 吾妻山と遠景に磐梯山が見える。
 西方に磐梯山
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 北方に吾妻山
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 東方に二本松の田園
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 西方に磐梯山系
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 南方に和尚山
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 智恵子抄にある「ほんとの空」は青い空なので、私がこの日見た安達太良の空は
 残念ながら ほんとの空とは違ったわけだが・・・
 鉄山方面に見える灰色の空色と流れる雲筋がモノクロームの景色を創り出して素敵だった。


 乳首からの降りはやはり後ろ向きで下降・・・。
 ・・・しているところをミルミルさんに声をかけられる。

 ミルミル 「ぽっかさーーーーーん!」
 私    「おおーー。 ミルミルさーーん!  ちょ・・ちょっと待ってくださいね。」
 なんか、うんこをしているときに名前を呼ばれた犬のような・・私のリアクション。
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 photo by ミルミルさん

 うんしょこと、、乳首を降りて、、ようやく ミルミルさんと合流。
 ミルミルさんはポップなネット上のイメージと違ってガッシリ山男な雰囲気の方だった。(←褒めてます)
  「はじめまして」の挨拶を交わして、記念撮影を撮ろうとしたところ・・・・・
 おじい&おばあ混成の団体さんがわらわらと到着。

 山頂標識を占領され・・記念撮影会が繰り広げられた。

 なかなか山頂標識を譲ってくれない・・。
 おばちゃんって どうして回りが見えなくなるのか・・・。

 ・・と、そこで、親切なミルミルさんが「よかったら撮りましょうか?」 と
 おばちゃん達のカメラを借りてカメラマンを買ってでる。
 おばちゃん達、、遠慮なく 「私のカメラも・・」 「私のカメラも・・」とカメラを 差し出す・・・。

 傍にいた私にも 「はい、じゃあ コレ。ちゃんと撮ってね!」 って感じで当たり前のように
 カメラを渡す始末。笑

 「・・・なにこれ?」 とミルミルさんと苦笑いしながら おじい&おばあの
 カメラマンになってあげる。。。  っと。。。
 おじい&おばあが 「ああ! カメラ倒れたよ!!」 叫んでいる。

 振り向くと・・・私の三脚が風に吹かれて倒れていた。
 !!!
 幸いカメラは無傷だったが、三脚は雲台が壊れて使い物にならなくなっていた・・。
 ま・・・安物なんだけど。。。ちょっと悲しい。

 ちなみに、私のカメラはPentaxのK10D。 これは無事で一安心。

 閑話休題 「K10Dは良いカメラ」って話。
 K10Dは耐衝撃、防塵、防滴、耐寒仕様で、、多少の砂埃や-30℃の極地や、、
 小雨程度の雨なら、、、全然平気なのだ。へへん。
 山登りを始めてから いつも毎年のようにデジカメを壊して泣いていたが・・・
 とりあえず1年はもってるぞ。

 で。  ようやく ミルミルさんと記念撮影。 
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10:45 山頂出発
 ここからミルミルさんとランデブー。
 峰の辻経由でくろがね小屋を目指す。

 私はアイゼンないので、、来た道を引き返そうかとも思ったが、、、
 時間もあるのでショートスキーとスノーシューで行けるとこまで行くという自己判断をした。
 今 思えばここでショートスキーはいてもよかったな。
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11:05 峰の辻着
 ここから鉄山を仰ぎ見ながら進む。
 鉄山 格好いい。 モノクロの世界。
 (ついつい てっさんって読んでしまう。「くろがねやま」と読みます。)
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 ここから軽いトラバースがある。
 トラバースはスノーシューの苦手部分であるが、ステップが切られているので
 一歩一歩慎重に歩けば問題はない。

 くろがね小屋が見えてくるところまで降りたら一安心。
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 江戸時代はこの辺一帯が湯日温泉という温泉街だったらしい。
 なんと 今 麓にある岳温泉は元はこの一帯にあったのだ。
 (岳温泉変遷史参照のこと。)

 当時は娼婦(当時は湯女と呼ぶ)もいるほどの歓楽適温泉場だったのだが、
 鉄山の一角が崩壊し、その土石流に飲まれて壊滅してしまったのだという。
 多数の死者が出たらしい。 

 その後、藩が麓に新たな温泉場を建設したのが今の岳温泉につながっている。


 当時の歴史が嘘のように、秘湯でしられるくろがね小屋が
 雪深い山中にひっそりと建っている。


11:20 くろがね小屋着
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 小屋番さんは気さくな方で、関西弁でいろいろと話しかけてくれる。
 登山者の方が小屋付近を通りかかると「よってけーー」と手を振り招き入れるのだが、
 その光景が なんとも温かい。

 ミルミルさんとは顔馴染みのようで、冗談を言合いながらお互いに会話を楽しんでいるようだった。
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 この小屋番さんは山の道具に詳しい方で、登山者の履いてくるスノーシューや板や
 ブーツ等に関心をしめして気さくに話しかけていた。
 私が履いていたショートスキー兼用ブーツも よくご存知でおられて・・
 「これは珍しい! いいよね!」 と リアクションしてくれた。

 ショートスキーで下山することへの不安を伝えると、
  「全然大丈夫! くるくる回りながら降りてきなよ!」
 的な助言?をくださり、安心した。

 昼食をとり、硫黄成分濃厚な源泉かけ流しの湯でほっこり温まる・・・。



12:24 くろがね小屋発
 小屋番さんに見送られながらくろがね小屋を発つ。
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 ここからショートスキーに履き替える。
 最後の難関。。急斜面のトラバース。

 しかしながら、、、心配していたほど傾斜もきつくなく、コンディションもよく(凍結していない)
 歩みは遅いながらも 問題なく通過することができる。
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 トラバースを抜け、勢至平の緩やかなスロープをスキーで一気に滑り降りる。
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 登り降りてきた安達太良山の山並みがよく見える。
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 天気が崩れる予兆、太陽の暈が見えた。
 しかしながら あいかわらず風もほとんどなく穏やかな気候である。
 乳首もしっかりみえてるぞ。(言い方エロい?
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 やがて道幅広い馬車道に出合う。
 ここから一気に滑る・・・と行きたいところだが モナカ状で踏み跡がデコボコとショートスキーでは
 滑りにくく、結構足裏が疲れてしまった。
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 沢を過ぎると スキー場の喧騒がざわざわと風にふかれて聞こえてくる。
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13:30 奥岳登山口着(スキー場入り口付近)
 ゴール。

 下山届けを提出し、ミルミルさんと別れる。
 ミルミルさんには、ジモピーだからと地図も自分で広げないで頼りっぱなし、
 甘えっぱなしだった。 感謝感謝である。

 「またどこかの山で会いましょう」

 お決まりの挨拶を交わして、別れる。
 お決まりだけど 好きな挨拶である。


=======================
 下山後、日暮れまで1人、、スキー場で滑って遊ぶ。
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 夕方頃になって空は青空に。  ほんとの空が見えた?
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ぽっかさん 安達太良山って以前より知っていましたが別名「乳首山」とは知りませんでした。本当にそのように見えますね。これなら頂上迷わずに歩けますね。くろがね小屋って温泉もありますよね。一度 行きたいです。おじさん おばさんの団体さんの写真撮影会ってこんな感じですよね。ただいま中継中て感じで読んでいて笑えてきました。三脚は残念でしたね。私も 「またどこかの山で会いましょう」この言葉好きですよ。
【2009/03/11 13:12】 URL | つくだに #-[ 編集]
>つくだにさん
いつもコメントありがとうございます!

おっぱいに関わる別名を持った山って結構あるんですよね。
同じく福島のニ岐山は乳房山という別名ありますし、
秋田の乳頭山というのもあります。

全部・・・東北が多いですね・・・・。
福島って面白い名前の山が多いかもしれません。
安達太良山の近くにある天狗角力取山。
他に、思案岳、風ノ三郎、夢想山、背中炙山。。
います。

雨降山と書いて「てんきちょうやま」と読む難読な山も
あるそうです。
【2009/03/11 14:52】 URL | ぽっか #-[ 編集]
安達太良山、好展望おめでとうございます~!
モノクロームの世界が、またステキですね。
そして山頂、地面凍ってますね~、くろがね小屋への道も硬そう。

くろがね小屋、いい小屋ですよね。
ほっこりあったまる温泉と小屋番さん、大好きです。

私も、山でご一緒した方と最後に交わす「またどこかでご一緒しましょう」、大好きです。
【2009/03/11 23:20】 URL | まきchin #-[ 編集]
>まきchinさん
コメントありがとうございます。
山頂直下はツルツルでしたが小屋までの道はトレースしっかりで思ったほど固くもありませんでした。

くろがね いいですね。ゆっくり泊まって山の時間楽しむのもよさそうです。

私は東北人ということもあるからか、安達太良山にはなんだか懐かしい匂いを感じました。また季節を変えて歩いてみたいです。
【2009/03/12 22:21】 URL | ぽっか #-[ 編集]
安達太良山おととしの秋いったときに、標識が山頂かと思って終了し、山頂の乳首のぼってないことに記事よんで気がつきました。
来シーズンのBCでいこうかな~♪
くろがね小屋のお風呂もぜひはいりたいですよね。
私も週末は磐梯エリアにすべりにいき(ゲレンデですが)、
裏からみた磐梯山に惚れ惚れしておりました。
東北はいいですね~。
【2009/03/13 00:13】 URL | macky #-[ 編集]
>mackyさん
コメントありがとうございます。
週末は磐梯エリアにいたんですね。雪質いかがでしたか?

吾妻・磐梯エリアも遊び歩いてみたいです。スキーや山登りやワカサギ釣りしたりして。
【2009/03/13 08:52】 URL | ぽっか #-[ 編集]
今更失礼しますw
ブログの存在をしらな・・・・・げふんげふん・・・懐かしいですね~♪
また計画的・・・げふんげふん・・・偶然バッタリとか、一緒に山とかいきたいですね♪♪
【2009/06/10 20:34】 URL | ミルミル #-[ 編集]
>ミルミルさん
おお。
コメントありがとうございます!
計画的でも偶然でも、また山でお会いしたいですね。
近々一切経にいこうかと思っていますよ。

っつか、ミルミルさんは愛媛でしたね。
しまなみもとびしまも いいなあ。むこうは関東より
キャンプが盛んとききます。ん~シーサイドキャンプ最高でしょうね。
【2009/06/11 14:54】 URL | ぽっか #-[ 編集]














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