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巻機山に行ってきた。
・・・・実は去年まで巻機山のことをケムマキ山と呼んでいた。

私「今度、ケムマキ山に行きませんか?」
山仲間「ええ。 え??? ケムマキ山?」

なぜこんな覚え違いをしていたのだろう・・・。
”まき”しかあってないではないか。 
・・・でもこういうことってよくありますよね?   あれ・・・、ない!?
(ちなみにケムマキとは忍者ハットリ君のキャラクターである。)


<日時>
 2008年9月6日(土)晴れのち曇り時々雨

<行先>
 巻機山(新潟 日本百名山)

<アクセス>
 車:東京→(関越)→塩沢石打IC→清水峠 桜坂駐車場 3時間

<人数>
 単独

<コース>
 桜坂駐車場→巻道分岐→(沢道)ヌクビ沢出合ヌクビ沢
 →ヌクビ沢→山頂→井戸尾根→桜坂駐車場
  総歩行時間 9時間 ※昭文社 山と高原地図参照
 
<内容>
 前日の深夜に都内を出て3時には現地駐車場に着いた。
 既に6台ぐらい車が泊まっていた。さすが百名山。
 金曜の夜からそんなに皆山が好きなのねとニンマリしつつ、
 眠気が遅ってきたので、、そのまま車中泊。
 ラジオの電波が入らないので木村カエラを聞きながら寝る。

5:00 起床
 まわりの人達がモゾモゾと動き始めたので、我もそろそろ・・と
 眠い目を擦って登山の準備。
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 さて、登ろう。
 前日に登ったマイミクさんの情報によるとヌクビ沢コースは
 残雪が多く危険とのこと。。登山口に行くとそれを裏付けるよう
 に警告の知らせが沢山。
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  ”8/9 現在
   割引沢、ヌクビ沢コースは例年にない残雪の多い状況です。
   スノーブリッジが多く危険です。しばらくの間
   登山者の入山を禁止します。”

  ”行っても引き返すことになります。”

 とある。

 耳の置くで「いけっちゃかさかさ♪」という歌が聞こえる。
 (『なしとりきょうだい』より)

 更に別の看板。
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 入山禁止か・・・。

 ん?  おや?
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 手書きの「『初心者の』入山禁止」でたーーーー。
 私は初心者かなあ・・。ってかこの手書きって信じていいのかなあ。
 上の「2007/8/9現在 全く問題なし」の手書き文字が消されているのが
 気になる。正か偽か。。俺がお前でお前が俺で・・・。

 いけっちゃかさかさ。

 ま、、、無理だったら引き返せばいいやっ!
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 とりあえず左(=入山禁止コース)を選択。

 ここからしばらく1人での登山。

05:30 スタート
 別荘の様な建物が建っている中を抜けるとまもなく
 沢と巻道との分岐が。前夜の降雨もないし、まよわず
 沢を選ぶ。

 この後、頂上までの9割の道が沢道になる。
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06:05 吹上ノ滝
 吹上ノ滝に着いた。
 写真だとスケール感が伝わらなくて悲しいが
 美しい滝である。
 

 滝の脇道を進み滝の上部へ。

 沢の表情が変わり、滑床の沢になってきた。
 割引沢である。
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 ここでハプニング。
 注意深く進んでいたのだけど、さすがにこの程度は大丈夫だろうという
 ↓のようなほぼ平らの濡れた岩を歩いたら・・・・氷のようにツルッと滑って転んでしまった。
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 転ぶ瞬間は「やっちゃったな」って感じだったんだけど身体が意外にもズルズルと崖方向へ
 スライド。

 慌てて両手と上半身を広げてもがいて方向を変えて
 足が中に投げ出された状態で間一髪スライドを停止できた。
 かなり やばかった。落ちたら絶対にどっか折ってた。
 油断した。なめてた。

 そこはちゃんと鎖がはってある場所だったけど、
 その意味を考えずに油断して鎖を掴まなかったのだ。猛省。
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 そういえばなめなめで携帯電話も置いてきた。。 しっかりしなきゃ。

06:22 アイガメノ滝
 ほどなくしてこの沢最大の滝、「アイガメノ滝 」に着く。
 ここも滑床になっている。
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 滝壷も素敵。
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 横目にみながら登るのは気持ちがよかった。
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 ちょっとピンボケだけど「カリガネソウ」
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06:45 ヌクビ沢出合
 正面に天狗岩がみえ、沢の出合いに。
 基本的に沢沿いに歩くんだけどトレースが
 見難くて、気をつけないと違う沢に迷いこんで
 しまうから結構気を使う。
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 ここで後方に登山者を確認。
 もしも遭難しても・・と思うと少しだけホッとした。

07:06 布干岩
 この山で結構印象に残っているポイントがここ、布干岩である。
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 スケールが大きい滑床のスロープは流水部分がまるで
 長い滑り台にのようだった。(実際滑ったら危険だろうけど)
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07:23 行者の滝
 この辺で後方から迫る登山者を待ち話し掛ける。
 私と同じぐらいの年齢かなあ。軽装で登りそうなオーラ(?)
 の人。

 私「残雪・・・あるんですかね?大丈夫そうですね。」
 登山者「いや、この後にあるんじゃないかなあ。
  私は2度目なんですけど、前に来た時は雪の下を
  くぐったんですよね。それがまだないし。」
 私(くぐる?ってどういうことだ?)
 私「はあ・・。でも水も温いし、溶けてるんじゃないですかねえ」

 先行して私が先を進んでいくと業者の滝に着いた。
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08:37 雪渓
 更にもくもく歩くこと1時間。後ろの登山者が見えないほど距離を引き離す。
 目の前に不思議なものがみえる。 岩でもないし、、、ん!? 雪だ。。。。!!

 遠目に見て直ぐに悟った。ひとり呟く。
  「・・・・これだ。これが入山禁止になる理由だ。これはやばい。。」
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 雪でコースがふさがれている。雪の下は沢が流れ冷気がドライアイスのような白い色を
 なして吹き出している。

 これを見たら引き返すしかないよなあ・・。

 皆さんだったらこれを見てどういう行動をとるだろうか。
  1.雪(スノーブリッジ)の下をくぐる。
  2.雪の上を歩く。
  3.雪の脇を登ってまいていく。
  4.雪の脇を登って稜線まで登る。
  5.引き返す

 私が選んだのは 3 、状況によって2か4、無理なら5
 の考えである。(他の記事を見ると3の人が結構いた)
 1はその穴の暗さから はなから無理だろうと思った。

 脇の登りそうな崖を登ったら、岩がグラグラ、ボロボロこぼれ落ちる。不安定だ。。
   ドッシーーーーン!!!
 1個凄い音をさせて でかい岩を落としたときに、、、諦めた。
 脆すぎるのだ。 仮に自分の頭に落ちたら即死だ。リスクが高い。

 後ろから追いついてくるであろう登山者を待って意見を聞いてみることにした。

 その人は来た。その人は言った。
 「んーー、くぐれるんじゃないかな」

 えーーー? 1の選択あり??
 くぐるってこれを?

 ・・・ん、待てよ。。。
 確かに暗いけど、、、私ははなから諦めてしまったが、
 行けるとこまで行って諦めたわけではないではないか。

 言うとおり、くぐってみようか。うん。
 やるだけやってダメなら諦めつく。
 
 思い直し、トライ。
 ヘッドライトを装着して、急遽その方とパーティを組み洞窟のようなスノーブリッジに潜る。
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 流水の中、暗闇を少し進むと出口らしき薄明かりがみえる
 この時点では通れるかどうかはわからないけど、
 私にとっては希望の光だった。行けるかもしれない。

 道は二股にわかれていた。左か右か。

 左の方を私が探ってみることにした。

 左は足場が脆く急で危険。行けないことないけど、、
 降りるに危険な道であった。無理に登ってもその先が
 見えない以上、後戻りできないルートを選ぶわけには
 いかない。NGだ。 右手を探ることにした。
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 暗闇の中、沢の水を身体に浴びながら登る。
 もう完全沢登りだ・・。右手、、ん、なんとか行けそう!
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 出口に出た。
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 出口付近のブリッジは1部崩落していた。
 その残がいは岩のように固く人間ほど大きい塊だった。
 これが崩れたら即死だな。
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09:40 稜線
 その後は登攀技術を少々要する足場の悪い岩場も続くが
 基本三点支持で岩をホールドして、全身で登る。
 稜線近くで蛇に3回遭遇。
 ほんと登る人が少ないのね。。。。と思いながら青空の
 稜線へ。山頂が見えて ほっとする。
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 なんて優しい景色だ。
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 いつもの私の山登りに戻る。
 蝶の写真を撮ったり、
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 花の写真を撮ったり。
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10:00 山頂
 稜線から10分ほど歩いて頂上へ。
 頂上は湿原になっていた。全くこれまでの山の表情と
 真逆であったので新鮮とともに安堵感でいっぱい。
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 ぶらぶら散歩しては、トンボを追ったり、蝶を追ったり。
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10:50 山頂発
 昼飯を食べて下山開始。
 5分ほど歩くと、草むらからヘルメットとザイルを持った
 2人組の登山者がでてきた。目の前でハイタッチを交わす。

 米子沢というやはり遭難が多い沢登りに成功したようだ。
 ちなみに米小沢の沢登りってこんな感じ
 

 山頂直下の水場に下りて水を汲み、すたこらさっさと休憩なしで
 一気に下山した。

 下山中に雨に降られたり、また蛇に遭遇したり(捕まえてやった)。
 アサギマダラにあったり。 なんか山頂に着いた満足感よりも
 ヌクビ沢をクリアした満足感があった。

 さっき会った人達はハイタッチして本当に嬉しそうだったけど。
 本当の沢登りは あれぐらい より達成感が大きいのだろうな。
 そう思った。

13:00 駐車場着


この後のこと。
温泉は 『清津峡小出温泉湯処よーへり』
 ほんのり卵の匂いがする かけ流しの良い湯でした。
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 食事は 群馬の 「日本一のモツ煮 永井食堂」へ。
 しかし、もう飯の時間が終っていたので、持帰りの
 モツ煮を買う。店じまいしているのに、次々に地元の人が
 立寄りモツ煮を買っていくから、、かなり人気あるっぽい。
 夜にレンジでチンして食べたけど、、おいしかった。
 おいしい味噌ラーメンにニンニクを入れた味・・・。
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 ニンニクがいいね。

 群馬の高崎市に移動して「そばきり」という
 味が評判の蕎麦屋へ。
 蕎麦はコシがありうまいが、店内の雰囲気もいい。
 接客もいい。天つき田舎蕎麦と鴨焼きを食べ満腹。
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===
※ちなみに入山禁止になる本当の理由はヌクビ沢よりもっと手前の残雪のようだ。
つまり私が行った9月のこの時期にはすっかり溶けていて、看板にあるような危険はないだろう。

但し、それを除いても道迷いや滑落、落石には十分に注意が必要なコースだ。
ただ景色は素晴らしいし、一般登山道としてはアドベンチャー溢れる楽しいコースだと思う。いい。
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