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<日時>
 1日目:2008年12月28日(水)曇り時々晴れ
 2日目:2008年12月29日(木)雨
 3日目:2008年12月30日(金)晴れ

<行先>
 屋久島(鹿児島) 日本百名山
  最高峰の宮ノ浦岳はほぼ島の中央を占め、少し距たって、永田岳、黒味岳が立っている。いずれも千八百米以上を算するが、それ以下の
  山になると無数にある。山の頂をタケと呼び、島の人たちに言わせると、そのタケが三百三十もあるそうである。
  -深田久弥「日本百名山」より-


<アクセス>
 往路:
  東京→(新幹線)→岡山駅→(電車)→八代駅→(新幹線)
   →鹿児島中央駅→(路面電車)→南鹿児島駅→(電車)
   →指宿駅→(タクシー)→指宿港→(船)
   →屋久島宮之浦港→(路線バス)→白谷雲水峡
 復路:
  尾之間温泉→(路線バス)→屋久島空港→(飛行機)
   →鹿児島空港→(バス)→鹿児島中央駅→(高速バス)
   →大阪駅→(レンタカー)→徳島・香川→新大阪駅→(電車)
   →東京

<人数>
 単独

<コース>
1日目:白谷雲水峡→(原生林歩道)→白谷山荘→新高塚小屋 7.8時間
2日目:新高塚小屋→宮之浦岳→淀川小屋 7時間
3日目:淀川小屋→(尾之間歩道)→尾之間温泉 7時間
 総コースタイム 約22時間 ※昭文社 山と高原地図参照

<内容>
1日目:
 さて屋久島1日目。

7:00 鹿児島発
 日の出前に鹿児島市内から指宿まで電車移動。
 そこからタクシーで指宿港へ。

 普通は船なら鹿児島港から屋久島へ渡航するのであるが、
 なぜ私は指宿港を使ったのか?

 それは指宿から船で入ったほうが、若干早く屋久島に入ることが
 できるからだ。1時間でも30分でも少しでも山を安全に
 長く楽しみたい。
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8:30 指宿港発
 高速船で1時間20分の航行で屋久島港へ。
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9:45 屋久島 宮之浦港着
 ここでトラブル。 食料がない。。。 前夜に呑み会。。当日朝は寝坊したため
 コンビニで食料を調達する余裕なく、、、、
 宮之浦港につくや、、港のみやげものやに駆け込む。

 土産物屋にはおにぎりもカップめんもなく、、、、
 SOYJOYしかない。  SOYJOYを10本ぐらい買う。。
 あとは、、、かまごこと鯖の燻製。。

 俺、、、山登りをなめ過ぎ?準備不足を反省。 


 今回私が選んだコースは屋久島を縦断するコース。
 まずは北面の登山口、白谷雲水峡へバスで移動。
 登山客は私ぐらいしかなく、、他は観光客ばかりであった。
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 バス移動。
 海抜0mから白谷雲水峡600m地点まで標高稼ぎます。
 随分楽しちゃうように思えるかもしれないが、主要登山口の
 中では1番標高低い登山口です。
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10:30 白谷雲水峡出発
 白谷雲水峡から入山。ここは観光名所でもあるので
 観光客がちらほら賑わっている。
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 早くも巨岩。美しい沢だ。
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 時々ハイカーともすれちがう。
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 徒歩コースは沢沿いのコースかはたまた原始林コースか選べる。
 私は地図も確認せずに 原始林コースを選択。
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 原始林コースは沢コースの2倍(2時間)。
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 切り株の上に生えた杉、古い杉の外側に新しい杉が更新した杉、
 杉の下をくぐるくぐり杉、、、いろいろな杉がある。
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 杉だけではなく日本各地の木々植物が生息している。
 島全体が植物の図書館のようだ。
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 緑、、緑、、。
 冬だからって枯れ木模様なわけではなく、どこをみても
 緑に溢れている。
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 くぐり杉っておもしろい。
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 でも何度もくぐり過ぎていると・・・腰が疲れる。
 (私はピッケル背負っているんで引っかかるんだこれが)
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 白谷小屋はハイカーの休憩で賑わっていた。  この辺りからヤクシカが現れる。
 頭の中のテーマソングが "風の谷のヤクッシカ~♪"
 の歌声が流れる。ヤクシカは小ぶりでかわいい。
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 小屋を過ぎるともののけ姫の森へ入る。
 テーマソングが "張詰めた~弓の~♪"に変わる。
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 ガサガサッ!
 上方の岩の上に一匹のヤクシカが目の前に現れた。(写真なし)
 あ~なんか もののけ姫の雰囲気だなあ。
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 岩屋。屋久島ではこのような岩屋が各所にあって避難場所として
 使われる。 でも野宿として使うには雨が吹き込むので無理。
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13:08 トロッコ列車の線路に出合
 森林鉄道の線路。線路沿いにしばらく歩くことになる。
 スタンドバイミーのテーマソングが頭の中を流れる。
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 目の前から1人の綺麗な女性が歩いてきた。
 っと、、私に話し掛けてきた。
  女性:「すみません。杉の木の種類の見分け方ご存知ですか?」
  私:「いえ・・・知りません。」
 3秒で会話が終った・・・。
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 東京に帰ったら杉の猛勉強をしよう・・・と誓う。
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14:40 ウィルソン株着
 1時間強の歩きで線路は終わり。再び山道へ。 しばらく歩くとウィルソン株に到着する。
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 株の中。広い。
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 上を見上げると・・・うーん、随分日が暮れてきたな。
 先を急がなきゃ。。
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15:56 縄文杉着
 去年の同じ時期に凍死遭難があった大王杉を過ぎて、、
 いよいよ縄文杉へ。
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 でかい。根っこすごい。
 長崎からバイクで来たという登山者の方と
 写真を撮り合う。
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16:15 高塚小屋着
 20人ぐらいは収容できそうな小屋。
 日も暮れてきたし ここに泊まろうと思ったけど、 明日は雨の天気予報であるため、、
 もひとつ先の小屋まで移動距離を稼ぐことにした。
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 ねっ、ヤクシカ。食べちゃうぞっ。腹減ったなあ。。
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17:15 新高塚小屋着
 新高塚小屋は新というだけあって、高塚小屋より立派。
 収容人数も多そう。40人ぐらいは入るかな。

 ここで1泊。夕食は、、SOYJOY。。とかまぼこと燻製。。
 ひもじかった。 非常食で黒カレーと五穀米を持っていたので
 黒カレーも食べる。  ん?ってか・・・こっちが主食じゃん。
 カレーはうまいが五穀米は不味かった。

 しょうがない・・・。秘密兵器。。。下関のヒレ酒だあああ!!
 ポチッとボタンを押すと燗がついてくれる。 いい、これ。
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2日目:
6:17 新高塚小屋発
 朝方、まだ暗いうちに小屋をでる。
 外は雨。

 小屋を背に歩き出すと・・1人の若い女性が追いかけてきた。
  女性:「すみません。今日(宮之浦岳に)登るんですか?」 
  私 :「はい? はい、登ります。」
  女性:「私、小屋に留まろうと思うんですけど、食料を・・
      あまってたら・・・・」
  私 :「ん?食料欲しいの?」

   彼女は雨のために1日小屋に留まるようだ。
   予定外の停滞のため、食料が不足したのだろう。
   ってか・・・そんな余裕あるんだったら下山しろっ・・。
   ってSOYJOYを投げつけたくなったが・・・・

  私 :「私、今回食料の余裕がなくって(ほんとの話)
      お分けできないです。すみません。」
  女性:「わかりました。 ・・・また電話しますっ。」
  女性:「・・・・」
  私 :「はい、お願いします。」


 えーーと。。最後電話しますって言ったよな。
 えーーーと。。。初対面だよな。。。     こわっ。

8:40 宮之浦岳山頂着
 一応、宮之浦は登頂成功。 でも気持ちは雨で萎え萎え。
 一月の35日は雨が降るという島だから、雨も楽しんでいたのだけれど、
 ちょっと降り過ぎ。笑
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11:10 小花之江河着
 日本最南の高層湿原小花之江河へ。んー美しいけど、、
 カメラが曇りすぎ。
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12:06 淀川避難小屋着
 美しい淀川の辺に淀川小屋は建っていた。
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 随分早く小屋までたどり着いたけれど、雨中の行動で
 疲労と倦怠感がたまっていたこともあり、早々に寝袋へ。
 この日は結局1日中大雨だった。カッパを着ようがゴアテの靴はこうが
 ザックカバーつけようが関係ねえとばかしに、 全身&ザックの中ともずぶ濡れた。

 雨音を聞きながら寝袋にくるまり夕方まで読書。 そして17時頃には夢の中へ。


3日目:
5:30 淀川避難小屋発
 暗いうちに小屋を出る。まだ服が湿ってる。。

 下山は尾之間歩道コースを選んだ。ゴールに温泉があるというのが選択理由の1つであるが、
 マイナールートで人が少ない(実際誰にも出会わなかった)、世界遺産の核心地域である。。
 というのが他の理由でもある。

 歩道というコース名称に騙されてはいけない。かなりしんどい道である。
 倒木を何度くぐったろう。。何度 苔や根っこにこけたろう。
 人に出会うこともなく、、、緑の中を延々歩く。   結構しんどい。
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 もし足をくじいた場合、携帯も通じないし、、遭難必至である。
 慎重に歩きつつ、、先も急いだ。 歩けど歩けど、、、同じ景色。
 このコース、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、長い。。。。。。。。。。

 冬なのに花も咲いているヤブツバキ。写真は落花。
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 紅葉している木もある。冬と晩秋が混ざっているようだ。
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 島の南面を歩いて来たわけだが、3日目の今日はラジオから鹿児島放送
 ではなく沖縄放送局が流れてきた。・・・おもろい。
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 植物も南国。トトロだ。
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13:06 尾之間温泉着
 着いた~~~~~~~。 ゴーーーーーーーーーーール。 長い下りは精神的にきつい。
 3日目が一番しんどかったかも・・・。
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 しばらく携帯の電波が通じなかったが、ここでアンテナがたつ。
 っと・・・10件ぐらいの留守電が入っていた。 ・・・・・・昨日の女性からだったら怖いな。
 おそるおそる留守電を確認していくと・・・・全て実家から・・・・。

  1件目(母親):「年末、帰ってくるの?云々。ぴーっ。」
  2件目(母親):「帰ってございんね。云々。 ぴーっ。」
  3件目(母親):「はっぱり、電話にでねーで、、、どうしたの?元気なの?
           心配だから電話してけろっ。」

   私の心の声  「・・・・・」

  4件目(母親):「クリスマスにチーズケーキ贈ったんだけど、、受取人不在で
           今日戻ってきたんだけど・・・・どうしたのっ!? なにがあったのだべか?」

   私の心の声  「・・・・ヤレヤレ。。しかし・・・ケーキって。。。俺 今年33歳になるんだけど・・・」

  5件目(父親):「なにした? 連絡しろ。」  ←恐らく母親に頼まれた。
  6件目(母親):「会社に電話したんだけど。はっぱり誰もでねーっちゃや。
            ぽっか、生きてんの?母ちゃん心配だっちゃ。。」  
  7件目(母親): 涙声で同様
  8件目(兄): 「オトウトヨ、ブジカ。連絡シテクダサイ。ト、ハハガイッテイマス。」←母に頼まれている。
   以後1時間おきに留守電が入っている。
   留守電聞いているうちに充電池がきれた。。。  ヤレヤレだ。。。。。。

 後ほど電話したら・・・・ 携帯が数日間つながらなかったとのことで 上記のような
 事態になっていたらしい。。 あやうく捜索願いを出されかけていた。ヤレヤレである。
 (年末は山の事故が多かったからね)


 さて・・・・・それはさておき この尾之間温泉。  結構 いい湯だった。
 海が近い温泉って海水系の塩っ辛いお湯が多いのだけど、
 ここの湯は ほんのり硫黄臭がある。山の湯なのだ。
 少し熱めでじんじん芯まで温まる。
 

 風呂につかりながら地元のおっちゃん と話す。
 3割ぐらい何をいっているのかわからなかったが、、、わかった内容でいえば
 「尾之間歩道は1番 歩くのにしんどい登山道だよ」ということであった。
 道理で・・・きつかったわけだ。。。。

  私   「足くじいたら 助けよべねーなーって思いながら歩いてました」
  おっちゃん「そんな時はな・・・・。その辺のもの(草木) 燃やしてしまえばいいんだ。」
  私   「ぶほっ!! え??? いいんですか???  山燃やしていいんですか?」

     私の心の声 (おいおい!!!世界遺産だぞ!!!! じじいい 笑)

  おじさん「あー、いいのだいいのだ。 煙あがれば、誰か遭難したぞーって
       助けに(山に)はいるんだから。昔から地元の連中はそうやってんだがら。」

 とんでもないなあ・・・と思いつつも、、実際遭難したらそれが一番確実で
 安全な方法だとも思った。恐らく自分もそうするだろうな。
 

 温泉から出て山を見上げると美しい屋久島の峰が姿を現した。
 何度も振り向いてはシャッターをきった。
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 渡船に乗り遅れたので、飛行機で鹿児島に戻った。
 ガスは見事にX線ゲートにひっかかって没収された。
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屋久島の旅。 準備不足もあって、、今回は いろいろと大変だったけど、
冬でも緑が濃いし、なにより人が少ないのがいい。 思ったより楽しめた旅だったと思う。

また春、石楠花が咲く時期にでも行ってみようと思っている。







そして、遭難したら、、、、、、火をつけよう・・・。笑
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はじめまして atsuさんのブログで「聖岳~光岳」をみてぽっかさんのブログを拝見するようになりました。私は 9月初めに聖~光岳 7月に空木~越百 11月(2年前)に淀川からですがぽっかさんと反対コースを歩きました。知り合いが年末 ぼっかさんと同じコースを雨の中 歩いてきましたよ。ぽっかさんの山行レポート 写真きれいですね。朴訥な文章の中に正直な気持ちもさらりと書かれていて共感するところもあったりします。家族の方の留守電を読み さぞ心配されただろうなと思いました。またブログ 訪問させていただきます。
【2009/01/06 23:35】 URL | つくだに #-[ 編集]
つくだにさん、はじめまして。
メッセージありがとうございます!

写真・・・撮るの好きなのに下手くそなんです。
ボケボケの写真ばかりでお見苦しくすんません。

つくだにさんは淀川から入ったんですね。
ほとんど同じコース歩いてますねえ!
【2009/01/10 00:32】 URL | ぽっか #fa7VEvUA[ 編集]
いつのまに。。。ブログ!
私のブログのお気に入りに追加させて
いただきやした。

充実した?屋久島の旅
おもしろいところまだまだあるので
是非行ってみてください☆
【2009/01/11 13:32】 URL | mimi #z8283xuI[ 編集]
mimiさん、コメントありがとうございます!
mixiだとアルバムの容量が小さくてすぐにパンク
しちゃうんです。だからブログにしちゃいました。

mimiさんのもブックマークつけさせていただきますね。
これからもよろしくです!
【2009/01/13 13:28】 URL | ぽっか #-[ 編集]














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