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<立山連峰縦走3日目(4of4):双六岳★★>からのつづき

<日時>
 2008年8月12日(火)晴れのち曇り

<行先>
 笠ヶ岳(岐阜 日本百名山)

<アクセス>
 薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽・水晶岳からの縦走

<人数>
 単独

<コース>
 双六キャンプ場→70分→弓折岳→115分→秩父平
  →60分→抜戸岳→70分→笠ヶ岳山頂→130分(南面のコース)
  →雷鳥岩→280分→新穂高の湯
  総歩行時間 12時間 ※昭文社 山と高原地図参照
 
<内容>
 オリオン座が東の空にきらめく縦走最終日の朝がやってきた。
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 身体もさほど異臭を放ってないし、体力も十分。
 食料は底を付きかけているが山小屋で調達すれば問題ない。
 もう少し山に篭ろうか??とも迷ったが、実家の顔出し・墓参りも
 しなくてはいけない。
 今日の笠ヶ岳を最後に長いようで短かった縦走も終わらせることに。
 この日の行程は長いので麓のキャンプ場でもう一泊も計算に
 入れなければいけない。

 笠ヶ岳はピラミダルな山容で、ほとんど単独峰の様をなしている。
 そいえば去年妙高の山頂から見えたっけ。槍ヶ岳と同じく、眺望の際に
 目印になりやすい山だと私は思う。

 山小屋も少なく稜線からのアクセスがないため、どのコースも実に長い。
 それでいて標高もあるキツイ山でもある。
 「百名山のうちで一番キツイ山だった・・。」という人も
 いるぐらいの山である。マイミクさんのブログには「マゾの山」という
 表現があった。
 この日、この言葉を反芻しながら歩き、身をもって実感することとなる。
 因みに。誤解されるけど私はドエスです。  ・・・・。

 私は最も楽なコースと思われる双六からの稜線コースを行くのだが
 それでも頂上までの標準コースタイムが5時間というから凄い山だ。

4:45 キャンプ場出発
 朝焼けに染まる北アルプスを見納めて、南方にそびえる笠ヶ岳へ向かう。
 ちなみに後でわかったことだが、賑わっている双六岳のキャンプ場の人々は
 ほとんど槍ヶ岳へ縦走する人々であった。もしくは下山。
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 笠へ向かうものは私ぐらいのものであろうか。
 4日間で一番静かな・・本来の意味での単独登山に近い登山になった。

 歩き始めてまもなく5:00をまわった頃に御来光がやってきた。
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 槍をバックに雪面に反射するオレンジ色の光が美しい。
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 弓折岳をぬけると横の草むらから「クーー・・・」 という鳩のような
 泣き声が聞こえた。 目を向けると雷鳥がいた。よくみると
 子連れである。また子供の数が多い。
 母鳥1羽に雛鳥5羽の朝食タイムにお邪魔したようだ。
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 雛鳥がいるからか母鳥は飛び立たない。さすがに5羽いると
 親鳥は私への警戒心を強めているが私が1m近づくことができた。

 登山客が少ないコースであることと早朝という時間帯がいい機会
 だったのだと思う。

7:15 秩父平着
 秩父平で休憩を取る。真っ青な青空をバックにし、残雪が所々に
 みえる山壁がきれいだった。
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 ここから尾根まで急登。
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 稜線に出ると笠ヶ岳までの山道がよく見える。
 あと2時間程度といったところか。
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 東に白山をみながら青空を仰ぎつつ笠に近づく。
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9:25 水場着
 2時間ほど歩いた頃に山頂直下の山小屋がかなり
 近づいてきた。小屋の下には雪渓があり、その雪渓を
 下りたところに水場がある。キャンプ場も雪渓の近くに
 あったが是までに通ってきたキャンプ場と違って
 たった2張の登山客しかテントを張っていなかった。
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 水場まで2分程度下る。
 たった2分だが重い荷物を背負っていて下るのは気が重い。
 しかし下山時のためにも水補給はマスト。がまん。がまん。
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 水は雪解け水で冷たくおいしい水だった。
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 水場でリフレッシュして、いっきに山頂まで登るぞ!!と2~3歩
 歩いたところで また右の方から「クーー・・・。」という鳩のような
 鳴き声。

 えっと・・・あれ?さっきも聞いたよなあ・・。と思い見向きもせず
 歩みを進めたところで思い出す。あ、、、雷鳥の鳴き声だった!
 ゆっくり振り返ってみるとハイマツの実を食べているやはり子連れの
 雷鳥がすぐ近くにいた。姿勢を低くし、ゆっくり近くまで近づいてみる。
 雷鳥とカメラの距離は30cmとないとこまで。。こんなに間近で
 みたのは始めてかも。
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 捕まえようと思ってそーっと手を伸ばしたらさすがにかわされた。

10:00 笠ヶ岳山頂着
 思わぬ遭遇に満足しながら、山頂まで「これで最後の急登だと」
 頑張って登る。
 なぜか白いブランコが設置されている笠ヶ岳頂上小屋に到着。
 最近立て直されたようで、かなり真新しく立派な小屋だった。
 キャパも大きい。
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 しかし、小屋前も中もひっそり。
 そういえば下山客もさほどみかけなかったな。
 小屋から頂上まで重い体をひっぱりあげて本当に最後のひと登りを
 すると、開けた頂上にたどり着いた。

 頂上は展望よく、全部みえる。(富士山はみえなかった)
 百名山で夏休み時期というのに人が私含めて3人程度しかいない。
 昼食をとりながら、他の登山客と会話する。
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 5時に出発して登頂を果たしているおじさんもいる。
 日帰りで富山から来たんだそうだ。
 確かに身軽で登りやすいだろうが・・・下から登ると
 8時間強のコースを5時間で登っていることになるから
 驚きだ。 

10:35 下山開始
 南面に向かって下山する。
 このコースを選んだ理由はゴールに新穂高の湯(野湯)があること。
 ゴールしてすぐに風呂、超気持ちいいー。のイメージである。

 下山後1時間、、安易なコース選択を後悔しはじめる。

 ガレた岩場↓から始まるが1時間も歩くと眺望もなくなり地味で
 歩きづらい、下山道になる。
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 途中の楽しみは雷鳥岩↓と、、
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 蝶の写真を撮るぐらい?で、
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 あとはずっと眺望のない長い下山道。「マゾの山」の本領発揮であった・・・。
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 あんな道・・・・、こんな道・・・。
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 写真ではわかりにくいが、
  ・石、根っこ、草で足元悪く、滑ってころぶこと2回、
  ・途中蛇に遭遇すること2回。
  ・すれ違った人2人、登山客1人と自然調査の仕事人?1人。
  (登山客は「登っても登っても山頂に近づいている気がしない」と
   苦笑しながら愚痴っていた。)
  ・とにかく長い・・・。
  ・水場が怪しい。(これ呑んでも平気かあ?という沢水)

14:20 穴滝着
 ちょっとペースが早かったということもあるんだけど
 3日間なんともなかった足裏も痛み出してきた。
 まだ着かない、これでも着かないか・・を繰返してるうちに
 気持ちも弱くなっていく。 心身ともにてんぱってくる。

 次第につまづくことも多くなってきたので、
 クリヤ滝の穴滝というところで、沢の中洲に腰掛けてしばし小休憩。
 はやる気持ちを落ち着かせる。
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 普通の山ならもう2回ぐらい下山してるんじゃないかなあ・・。
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 ま・・・夕方までにつけばいいと思って。気長に下ろう。
 開き直りで気持ちを切り替える。・・・にしても無理矢理楽しむ要素が少ない下山道
 だった。

15:00 槍見(ゴール)着
 開き直ったら、ほどなくしてゴール付近にある槍見温泉旅館
 の屋根が見える。実は穴滝はほとんどゴール付近だったらしい。
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 予想外に早くゴールできた。コースタイム7時間のところを
 4.5時間で下山したことになる。随分早い。
 これだったら・・・今日は泊まらずに帰れるかも!?

===

 携帯の電源を入れると幸いに電波も入り、
 穂高地区のバス会社「濃飛バス」に電話をいれて
 バス時刻をたずねてみた。幸いにもまだ最終バスに
 間に合うようだ。(東京方面は終バス早いのだ)
 バス会社は丁寧に対応してくれ、平湯温泉BTに行き、
 そこから松本駅行きに乗換えるよう指示してくれ、
 またオススメバスの到着時刻を教えてくれた。
 ありがたい。

 バスまでは40分程度時間があったのでこの間に
 予定していた『新穂高の湯』にもは入れることになった。
 新穂高の湯は川沿いにあり穂高の山が見えるロケーションに
 ある無料の露天湯である。
 風呂の傍で川遊びをしている子供達が川からあがってどぼんと
 温泉に入ってくるし、大人達もほとんど水着を着て入っているようで
 はっきりいってあまりいい温泉場とはいえない。
 しかし、疲れた身体にせにはらはかえられない。
 20分ばかりの入浴であったが、疲れを癒すことができた。
 (↓写真は盗撮っぽく遠慮がちに撮ったものだからこんな感じ・・。)
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 その後、平湯温泉BTに移動した。
 乗り換えまで時間があったので、飛騨牛のステーキ丼と
 飛騨高山ラーメンの店をハシゴする。飯がうまい・・・。
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 松本行きのバスが渋滞で遅延しやきもきしたが、
 無事にスーパーあずさに乗り込みその日のうちに
 東京に戻ることができた。
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