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<立山連峰縦走1日目:薬師岳★>からのつづき)

<日時>
 2008年8月10日(日)晴れのち曇り 

<行先>
 黒部五郎岳(富山・岐阜 日本百名山)

<アプローチ>
 薬師岳からの縦走

<人数>
 単独

<コース>
 薬師峠キャンプ場→20分→太郎兵衛平→115分→北ノ俣岳→170分(山頂は
 往復10分程度のピストンあり)→黒部五郎岳→100分(北側カールルート)
 →黒部五郎小屋→100分→黒部乗越→50分(巻道ルート)→三俣蓮華岳キャンプ場
  総歩行時間 9.4時間 ※昭文社 山と高原地図参照
 
<内容>
 北アルプスには黒部五郎岳と野口五郎岳と人物名の
 ような二つの山がある。山の名前の由来がよくクイズ番組
 のネタになったりするが、大きな岩がゴロゴロしてるのを
 山用語でゴーロといい、それが山名の由来になっている。

 黒部村にあるから黒部五郎岳、野口村にあるから野口
 五郎岳だったりする。

 ちなみに歌手の野口五郎は野口五郎岳にちなんだものであり、
 もしかして黒部五郎なんて芸名だったら売れていなかった
 かもしれない・・なんて豆知識。女性を口説く時につかってみては・・?
 ・・・・はい、使えない。

 この黒部五郎岳は、今回一番登りたかった山である。
 美しい大カールを抱き、凛々しく雄大な山なのだ。


5:00 薬師峠キャンプ場発
 ぐずぐずと起きたら朝の4:30を過ぎていた。
 ありゃ、寝過ごした。

 山の朝は早い。夜明けちょい前に起きて朝飯を食べる人が大半である。
 この日の朝飯はチョコビスケット。今回の縦走における私の食事戦略は
  ・朝は手短あっさり、でも糖分はしっかり摂取。
  ・昼は普通に楽しんで。
  ・夜は2食分をがっつりと、炭水化物と塩分補給を十分に。
 である。
 こうすることで、朝は手短に行動できるように工夫した。

 ともあれ。
 テントをかたしていそいそと出発。朝は天気がいい。夏なので
 午後から天気は崩れやすいわけだが、昨日のような雷雨に
 ならないことを祈る。
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 太郎小屋で水を汲み、太郎山までのゆるやかな登り。
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 幸い筋肉痛も昨日の疲れも ほとんど残ってなくて、
 この登りがいいウォームアップに。
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 チングルマやコバイケイソウ、ハクサンイチゲがよく咲いている。
 特にチングルマやハクサンイチゲは群生していて、アルプスの山々をバックに
 花に囲まれたこの山道は今回の縦走の中でも印象に残るコースだった。
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 チングルマは場所によって咲いているものと散っているものがある。
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 同じ山でも日当たり風当たりで気温差・湿度差が異なるのだろう。
 花が散ると実が残り、風車のようになるが、下の写真のように
 その実に朝露が付き、光の花を咲かせる。
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 ちなみにコバイケイソウは高山にはよくみられる植物で
 目にしている人は多いものの、数年に一回しか花を咲かせないという
 ことは意外と知らない人が多い。ちなみに毒草で山菜に間違えられて
 食する山人が食中毒事故が起こすことがしょっちゅうだ。
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 北ノ俣岳、赤木岳と登り返しながら高度をあげていくと徐々に
 遠ざかる薬師岳から心が離れ、近づく黒部五郎岳に心を奪われる。
 テントを背負っている分、普段よりちょっとつらいが1時間に1度の
 10分休憩を入れながらノロノロと登ると黒部五郎岳の直下にたどり着いた。
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10:05 黒部五郎岳山頂着
 直下に荷物を置き、片道5分程度登り山頂へ。
 山頂からは北西に昨日登った薬師岳、北東に明日登る鷲羽と水晶岳が
 見える。薬師岳をみて、あそこから登ってきたんだなあとしみじみ
 振り返ると達成感がこみあげる。で、こんな気持ち悪いにやけ顔。
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 黒部五郎岳からは稜線コースも歩けるが、大カールを楽しみたかったので
 カールコースを歩くことにした。直下まで戻り、更に五郎のカールの下に
 下りていく。

11:00 五郎のカール着
 カールには雪が残っており、行き溶け水が起点となり沢が始まっていた。
 この沢から見上げるカールは美しかった。なによりここの水は大変おいしかった。
 (地図上では水場マークがついている)
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 ここで飯を食べる。しばらく1人でカールを独り占めしていたけれど、
 徐々に人も増えてきた。「この水飲めるんやろか?」と言っていた
 若い女性に小一時間ばかり説教したくなってきたので出発。
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12:35 黒部五郎小屋着
 ここから黒部五郎小屋まで沢沿い歩き30分強歩くと黒部五郎小屋にたどり着いた。
 黒部五郎小屋は開けた平地(五郎平)にポツンと存在し、絵になる小屋だった。
 築が浅いのだろう、真新しい雰囲気であった。 ここで菓子を買い足し、誘惑から
 明日の朝食にとリンゴを買う。
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 小屋を出ると1時間程度、悪路の急登になる。
 道がせまく展望なく、おまけにジメジメ湿った空気。
 こういう場所に限って登山客もまばらになり、精神的にもちょっときつい。

 それを超えると見晴らしがよくなる。
 目の前には「日本最後の秘境」と呼ばれる雲の平が広がっている。
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 名もないピークで1人休憩。
 両手を広げて絶景を抱く。
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15:10 三俣蓮華キャンプ場着
 三俣蓮華岳の巻き道コースを通り(頂上は明日アタックするからいいの)、
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 いくつかの雪渓を渡り、
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 コースタイムより早いものの重い荷物にフラフラになりながら本日のゴール、
 三俣蓮華キャンプ場に到着。雪渓の近くにテントを張る。

18:40 就寝
 近くの小屋に行くと槍ヶ岳が見えた。北鎌尾根がイカツイぜっ。
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 実は最近になって新田次郎の『孤高の人』を呼んだので、
 「加藤文五郎はあそこで遭難したのか・・」と槍を見る目が以前と違って
 感慨深いのである。
 っていうか縦走中、頭の中の4割ぐらいは孤高の人の回想だったかも。

 夕飯を済ませ空がピンク色に染まる頃に就寝。
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 ってか18時過ぎると寒くなるから「寝てしまおうか」になるのだ。
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